商品について

犬は7歳からシニア期に分類されます。人間だとWHOの定義で65歳以上をシニアと呼ぶので、体感とのズレがけっこう大きいところです。7歳の犬を見て「まだ全然元気だし」と思っている飼い主さん、うちも将来そうなると思います。

モグワンドッグフード チキン&サーモン シニア用は、その7歳を境目に用意されたバージョンです。中身がまるごと別物になったわけではなく、通常版のレシピを土台にして、脂質を落として健康維持成分を足したものという位置づけになります。

だとすると気になるのは「具体的にどこが違うのか」ですよね。公式サイトは「健康維持成分を追加し、低カロリーに仕上げました」としか書いていないので、通常版と原材料表・成分表を並べて突き合わせてみました。

通常版との違いは3つに整理できる

まず成分から。

成分通常版シニア用
タンパク質27%以上27%以上
脂質10%以上6%以上
粗繊維5.75%以下5.8%以下
灰分9.56%以下10.1%以下
水分9%以下9%以下
エネルギー354.5kcal/100g335kcal/100g

脂質が10%から6%へ、4ポイント落ちています。 カロリーは19.5kcal減。タンパク質は27%のまま動かしていません。運動量が落ちて太りやすくなる一方で、筋肉は落としたくない、というシニア期の要求にはかなり素直な設計だと思います。

次に原材料。動物性原材料の比率は通常版56.5%に対してシニア用52.1%で、4.4ポイント下がっています。そのぶん何が増えたかというと、通常版に入っていない原材料が6つ足されていました。

追加された原材料位置づけ
L-カルニチン脂質の代謝にかかわるアミノ酸
緑イ貝グルコサミン・コンドロイチンを含む
フラクトオリゴ糖糖類
マンナンオリゴ糖糖類
ニンジン野菜
ペパーミントハーブ

一方で、通常版に入っていてシニア用から抜けた原材料はありませんでした。引き算ではなく足し算のリニューアルです。関節向けのグルコサミン・MSM・コンドロイチンは通常版にも入っていますが、シニア用ではそこに緑イ貝が上乗せされている形になります。

3つめの違いは容量です。ここは後述しますが、けっこう効いてきます。

商品情報と原材料

項目内容
名称モグワンドッグフード チキン&サーモン シニア用
内容量1.5kg
対象全犬種・7歳〜
原産国イギリス
粒の形状リング型・直径約10mm・厚さ約4.5mm
賞味期限常温未開封で製造日より18ヶ月

原材料名は、チキン&サーモン52.1%(HDPチキン生肉20.5%、乾燥チキン10.7%、生サーモン9.6%、乾燥サーモン6.5%、サーモンオイル2.6%、チキングレイビー2.2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ヒヨコ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、リンゴ、バナナ、フラクトオリゴ糖、ニンジン、クランベリー、海藻、緑イ貝、マンナンオリゴ糖、ペパーミント、カモミール、タンポポ、マリーゴールド、パパイヤ、トマト、アスパラガス、ショウガ、カボチャ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ビタミン類、L-カルニチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、乳酸菌。

コンドロイチンはサメ由来ではないと公式が注記しています。原材料の由来をここまで書くフードは多くないので、気にする人には手がかりになります。

グレインフリー、香料・着色料不使用という土台は通常版と同じです。

1kgあたりの単価は通常版より約29%高い

ここが実務上いちばん大事なところかもしれません。

商品内容量通常価格1kgあたり
通常版1.8kg5,456円約3,031円
通常版5.0kg14,025円約2,805円
シニア用1.5kg5,852円約3,901円

シニア用は1袋あたりの価格が高いうえ、内容量が300g少ない。 結果として1kgあたりの単価は通常版の1.8kg袋より約29%、5kg袋より約39%高くなります。しかもシニア用は1.5kgの1サイズしかなく、5kgの大袋はありません。

シニア期は動物病院にかかる回数も増えていく時期なので、ここは正直に書いておきたいところです。「7歳になったからシニア用に替える」という判断には、月々のフード代が3割上がるという現実がセットでついてきます。

給与量とパフィで計算した場合

シニア犬(7歳〜)の1日あたりの給与量です。

体重(kg)給与量(g)
1-527-89
6-10102-150
11-15161-203
16-20213-252
21-25261-298
26-30307-342
31-35350-383

パフィは5.12kgなので6-10kgの行に入り、下限が102g。1.5kgの袋は14〜15日で終わります。 1日あたり約398円で、月に2袋強。

切り替え方も公式に書いてあります。1日目はモグワン25%・もとのフード75%、3日目に50%、5日目に75%、10日目に100%。10日かけて移行する前提です。おなかがゆるくなる可能性があるので様子を見ながら、という注記もあります。

うちのパフィはフードの切り替えに1ヶ月以上かけているので、10日でも僕にはかなり急ぎ足に感じます。シニアの子ならなおさら、公式の10日を最低ラインとして考えたほうがいいと思います。

レビュー23件は評価が高い。ただし1件だけ厳しい声がある

楽天のレティシアン公式店では、評価4.74/23件(★5が19件、★4が2件、★3が2件、★2と★1はゼロ)。件数は少なめですが、平均値は高い部類です。

★5の内容で目立つのは、通常版からの乗り換え組でした。

10歳になったので、シニア用に切り替えました。食いつきバツグンです。

いつも普通のをあげてましたが、今回シニア用を購入。いつも通り食べてくれており、嘔吐などもないです。

モグワンシニアは脂質が少ないので病後のワンコにはとても助かります

脂質6%という数字を理由に挙げているレビューがあるのは、この商品の性格をよく表しています。食いつきで選ばれている通常版に対して、シニア用は数値で選ばれているという印象を受けました。

一方で★4に、偏食の子を飼っている人ならヒヤッとする一文がありました。

好き嫌いの激しいトイプードルシニア犬に色々買ってみたうちの1つですが、こちらも2〜3粒食べただけで後は全く食べません。お試しがあれば良かったんだけど…高い買い物になりました残念。

この方は「フードに問題はないので★4とします」と添えているので、商品への不満ではありません。ただ、シニア用にはお試しサイズが用意されていないのは事実です。1.5kgの1サイズだけ。5,852円を先に払ってから食べるかどうかがわかる、という買い方になります。

うちも同じ経験を何度もしていて、パフィが食べてくれなかったフードの袋が棚に残るあの感じは、金額以上にこたえます。偏食の自覚がある子なら、まず通常版のモグワンで食べるかどうかを確かめてから、シニア用へ移るほうが安全だと思います。通常版は全年齢対応なので、7歳を過ぎていても食べさせて問題ありません。

定期コースの条件

  • 最大20%OFF
  • まとめて2個以上(税抜10,000円以上)購入で送料・代引き手数料が無料
  • お届け周期・個数は自由に選べて、いつでも変更できる
  • 解約・再開はいつでも可能
  • 定期1回目にレティシアンオリジナルのフードスクープが同梱される

楽天のレティシアン公式店では6,058円で、公式サイトより206円高い設定でした。

こんな愛犬・飼い主さんに向いています

  • 7歳を過ぎて、運動量が落ちてきた子
  • 通常版のモグワンをすでに食べていて、そのまま年齢に合わせたい子
  • 筋肉は落としたくないけれど脂質は抑えたい、という状態の子
  • 関節が気になり始めて、緑イ貝やグルコサミンを食事から入れたい子
  • 香料・着色料や穀物を避ける方針をシニアになっても続けたい家庭

向かないのは、まだモグワンを食べたことがない偏食の子です。お試しサイズが無いぶん、失敗したときの金額が大きい。あとは1頭で1.5kgを1ヶ月以上かけて食べるような小型犬の場合、開封後の期間が長くなるので、密閉と保管に気をつかえるかどうかが条件になります。