商品について
商品を選ぶとき、いちばん信用しているのは「長く売られていること」かもしれません。
IDOG&ICATのGroomie(グルーミー)は、アンダーコート用のケアブラシです。2,475円で楽天レビューは137件・総合4.59。件数だけ見れば多いほうではありません。
ただ、最初のレビューの投稿日が2014年4月13日でした。12年です。犬用品はモデルチェンジも入れ替わりも早い世界なので、同じ型番が10年以上棚に残っているというのは、それだけで情報になります。
ファーミネーターの半値という位置づけ
いちばん参考になったのは、★2のこのレビューでした。
ファーミネーターの半値、安いと思います。歯の幅は6.5cm程度、猫には少し大きめです。ファーミネーターと比較するとやはり安いだけあり使用感が全く違います。ファーミネーターは猫の毛にすっと入って行きますが こちらは微妙に歯の間隔が狭いせいか猫の毛の内側に入りにくいので 表面の毛、死毛ばかり削ぎとれる感じでアンダーコートが取れにくいです。
両方を持っている人が、違いを構造で説明しています。 歯の間隔が狭いから毛の内側に入らない。だから表面の抜け毛は取れるけれど、アンダーコートまでは届かない。
この人はさらに、10年前に買ったファーミネーターの写真を添えて比較していました。10年使い古したファーミネーターと比べているという時点で、道具の見方が信用できます。
価格で言うと、ファーミネーターの小型犬用Sサイズ(長毛種用)が4,204円。Groomieは2,475円なので、差額は1,729円です。この1,729円が「毛の内側に入るかどうか」の差だと思えば、判断はしやすくなります。
「レザーカットと同じ手ごたえ」と書いた美容師がいる
★1は1件だけで、その1件がとても具体的でした。
痛いみたいで嫌がります。ほとんどやらせてくれないまま仕舞われました・・。毛をとかしていると言うより表面の毛をそぎ落としている感じです。美容師なのでレザーカットと同じ手ごたえだと直ぐに分かりました。
人の髪を扱うプロが、手ごたえで構造を当てています。 レザーカットは、剃刀の刃を髪に斜めに当てて削ぐ技法です。刃で毛を削る感触がある、と言っている。
★2にも同じ方向の声があります。
毛はものすごくとれます。感動するくらいたっぷり抜け毛がとれます。だけど、ゆるーくなでるようにブラッシングしても嫌がって逃げていきます。
梳かすと「ぶちぶち」という音がして毛が引っ張られているような気になってしまいます。
取れることと、嫌がることが同居している。 これはアンダーコート用の刃物ブラシ全般に共通する話で、Groomieだけの欠点ではありません。掻き出す道具である以上、抵抗はゼロにならないからです。
★3にはこんな改善案まで書かれていました。
毛はびっくりするほど取れますが、力加減が分からないのと、形がカミソリのようになっているため、刃先の角にあたると痛いので3にしました。力加減の調節ではなく、アジャスターなどがあると良いのではと思います。また、刃先の角はもう少し丸い方が良いと思いました。
刃先の「角」という指摘は、他の商品のレビューには出てこなかったものです。面ではなく端が当たると痛い。狭い場所を梳くときに気をつけるポイントとして覚えておく価値があります。
137件で★1が1件、★2が3件
星の内訳はこうです。
| 星 | 件数 |
|---|---|
| ★5 | 94 |
| ★4 | 35 |
| ★3 | 4 |
| ★2 | 3 |
| ★1 | 1 |
★3以下は8件で、全体の5.8%。 今回12本のブラシを並べた中で、この比率はいちばん低い部類でした。刃物系のブラシは「痛がる」「取れない」で低評価が付きやすいジャンルなので、12年でこの数字は落ち着いていると思います。
商品ページには2019年2月25日〜3月3日のスリッカーブラシ部門で楽天ランキングを獲った記録も載っています。
グリップに滑り止めの突起が付いている
商品画像の説明文に、作りの説明がありました。
持ち手はグリップ形状で、へこみには滑り止めの突起が付いています。
刃物系のブラシは、掻き出すときに手前に引く力がかかります。濡れた手や、毛が付いた手で持つと滑る。 へこみと突起の両方があるのは、その対策です。
カラーは白と黒の2色展開で、価格は同じ。ブランドのIDOG&ICATは犬服とベッドで知られている名前です。犬用品を幅広く扱っている店が、10年以上同じブラシを置いている。そこは安心材料になります。
製品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Groomie(グルーミー)アンダーコートケアブラシ |
| JANコード | 4562242770692 |
| 用途 | アンダーコートと抜け毛の除去 |
| グリップ | へこみ付き、滑り止めの突起あり |
| カラー | 2色(同額) |
| 対象 | 犬猫兼用 |
| 同シリーズ | アンダーコートリムーブ S(1,980円)/ M(2,145円) |
ユーザーの声
楽天レビューは137件・総合4.59。最初の投稿は2014年4月13日です。
高評価に集まっているもの
「取れる量」への驚きが中心です。★3を付けた人まで、そこは認めています。
すごく毛並みが綺麗になりますが、うちの子はブラシがかなりイカツイ感じで怖がり逃げます。けど、本当に綺麗になります。
見た目が怖いという声が複数あるのも特徴でした。刃が露出した金属の道具なので、犬が警戒するのは自然だと思います。
買う前に知っておきたいこと
- ファーミネーターより歯の間隔が狭い。 毛の内側に入りにくいという実測比較があります
- 表面の抜け毛は取れるが、アンダーコートは取れにくいという声がある
- 刃先の角が当たると痛い。 面で当てる意識が要ります
- 見た目を怖がる子がいる。 金属の刃が見えている形状です
- 同シリーズにSとMのアンダーコートリムーブがある。 1,980円と2,145円で、こちらのほうが安いです
価格
| 項目 | 価格 |
|---|---|
| 販売価格(税込) | 2,475円 |
刃物系のアンダーコートブラシとしては、ちょうど真ん中の価格です。necotopiaのアンダーコートケアブラシ Sサイズが1,798円、ファーミネーターの小型犬用Sサイズが4,204円。下と上のちょうど中間に置かれています。
送料は別なので、合計額は買う前に確かめてください。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 表面の抜け毛を減らしたい方
- ファーミネーターは高いと感じている方(差額1,729円)
- 長く売られている定番から選びたい方(2014年から)
- 滑りにくいグリップが欲しい方
こんな方は注意
- アンダーコートの奥まで取りたい方(届きにくいという比較レビューがあります)
- シングルコートの犬(刃で掻き出す道具です)
- 金属の道具を怖がる子
- 力加減に自信がない方(調整機構はありません)
我が家の場合、まだ刃物系には手が出ない
刃で掻き出すタイプのブラシを3本続けて調べて、共通しているのは「取れすぎる」がそのまま不安になることでした。
パフィのブラッシングは毎日10〜15分で、スリッカーとコームだけでやっています。ペットショップで最初に買ったスリッカーは、特にこだわって選んだものではありません。それでも2年間、毛玉ができてトリミングで追加料金を取られたことは一度もない。今のところ、これで足りています。
刃物系を足すとしたら、それは足りなくなったときです。換毛期に床の毛が手に負えなくなったとか、下毛が溜まって皮膚が蒸れているとか、はっきりした理由が先にあるべきだと思っています。
「取れそうだから買う」で始めると、たぶん必要のない毛まで取ってしまう。 美容師さんのレビューを読んで、そこがいちばん腑に落ちました。刃の道具は、目的が決まってから買う。
