商品について

シニア犬用のフードというと、なんとなく「全体的に軽くしたもの」を想像します。タンパク質を落として、脂質も落として、カロリーも落とす。実際そういう作りのフードは多いです。

エッセンシャルドッグフード オールダー シニア用は、そこを分けて考えています。タンパク質は30%以上のまま。落としたのは脂質とカロリーだけです。

タンパク質脂質カロリー
オールダー シニア用30%以上10%以上343.5kcal/100g
スーペリアリビング(成犬用)28%以上14%以上371kcal/100g
ハイランドリビング(成犬用)26%以上14.88%以上375kcal/100g
スタミナ(成犬用)32%以上19.25%以上403kcal/100g

成犬用のスーペリアリビングよりタンパク質が高くて、脂質は4ポイント低い。カロリーは同ブランドのドライフード8種類で最も低い343.5kcal/100gです。

年を取ると筋肉が落ちやすくなる一方で、運動量が減るぶんカロリーは余りやすくなります。この2つを同時に扱おうとすると「タンパク質は保つ、脂質は落とす」という形になる。オールダーの数字は、その考え方をそのまま表しています。

エッセンシャルはデンマークのブランドで、日本ではレティシアンが正規輸入代理店として扱っています。ドライフードの製造国はイギリス。2.5kgで税込7,568円、1kgあたり約3,027円です。

チキンオイルを0.7%まで削り、魚を10.1%入れている

脂質をどう落としたのか、原材料を成犬用と並べると見えてきます。

原材料オールダースーペリアリビング(成犬用)
乾燥チキン25.1%23.8%
チキン生肉21%21.9%
乾燥ダック1.5%1.5%
ダック生肉0.7%0.8%
チキン&ダック 合計48.3%48%
サーモン&マス10.1%5%
チキンオイル0.7%3.5%
チキングレイビー2.4%2.5%
1.5%2.7%
エンドウ豆繊維使用使用なし

肉の量はほぼ同じです。変えているのは3つ。

ひとつはチキンオイルで、3.5%から0.7%へ。5分の1です。ここが脂質とカロリーを落としている主な理由でしょう。

ふたつめは魚で、サーモン&マスが5%から10.1%へ倍増しています(生サーモン5.3%、生マス4.8%)。オイルで足していた脂を、魚の身から摂る形に置き換えたということですね。サーモンとマスにはEPA・DHAといったオメガ3脂肪酸が含まれます。

みっつめはエンドウ豆繊維の追加です。成犬用のスーペリアリビングには入っていません。粗繊維の数字もオールダーは7.75%以下、スーペリアリビングは6.25%以下と差があります。

高タンパクだから合う、とは言い切れない場合もある

ここは正直に書いておきたいところです。タンパク質30%以上は高い数字なので、腎臓や肝臓の状態によっては獣医師からタンパク質を控えるよう指示が出ることがあります。シニア期は健康診断の結果でフードの方向が変わりやすい時期です。

「シニア用と書いてあるから安心」ではなく、かかりつけの動物病院で今の数値を確認してから選ぶのが順番だと思います。うちも便秘で受診したときに、その場で消化ケアの特別療法食を渡されて5日ほど完全に切り替えたことがあります。フードの方向は体の状態で決まるものだと、あのときに実感しました。

栄養成分・カロリー

成分含有量
タンパク質30%以上
脂質10%以上
粗繊維7.75%以下
灰分10.13%以下
水分9%以下
エネルギー343.5kcal/100g

関節向けにグルコサミン、コンドロイチン、MSM。腸に届く糖類としてフラクトオリゴ糖とマンナンオリゴ糖。ビタミン12種類、ミネラル7種類が表示されています。

原材料一覧に米・小麦・トウモロコシは出てきません。炭水化物源はサツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆です。

チキンとダックにはどちらもレッドトラクター認証がついています。英国最大級の品質保証で、食品安全(HACCPに基づく管理)、動物福祉、環境への配慮、100%トレーサビリティの4つを独立した第三者機関が農場から製造工程まで監査するものです。

1日あたりの給与量の目安

シニア犬(7歳〜)

体重1日の給与量
1〜5kg28〜72g
6〜10kg84〜126g
11〜15kg134〜162g
16〜20kg168〜203g
21〜25kg211〜243g
26〜30kg252〜279g
31〜35kg286〜319g

このフードにはシニア犬の表だけが用意されています。7歳からが対象です。

5kg前後の子なら1日72g前後が上限の目安。2.5kgの袋を1日72gで使うと約34日分になります。ほぼ1ヶ月に1袋で、通常価格なら月7,568円、定期コースを2袋でまとめれば月6,433円ほど。

公式では「まずは下限から始めて調節」と案内されていて、FAQには便の状態と体重を見て判断する目安が書かれています。体重が減ってきたなら便がしっかりしていれば少し量を増やす、便がゆるいなら与えすぎのサインとして見直す、という考え方です。シニア期は体重の変化がそのまま体調のサインになるので、この見方は覚えておきたいところです。

粒の大きさ・形状

項目内容
形状四角形
サイズ1辺約9mm
厚さ約7mm

エッセンシャルのドライで標準的な形とサイズです。シニア用だからといって粒が小さくなったり柔らかくなったりはしていません。

歯が弱ってきた子や、噛む力が落ちてきた子には、厚さ7mmの粒はしんどい場合があります。その場合はぬるま湯でふやかす方法があります。厚みがあるぶんふやかすのに10分以上かかりますが、ふやかすと香りが立つので食いつきの面でも効きます。うちがパフィの子犬時代にやっていた方法で、カリカリのままだと食べにくそうだった子が鼻を近づけてくれました。

同ブランドにはウェットフードの缶詰(400g)もあるので、ドライにトッピングして水分と香りを足すという手も使えます。

※生産ロットによって粒の形状・サイズ・色・香り・質感には差が出ることがあります。

価格と定期コースの実際

購入パターン税抜税込(概算)1袋あたり税込
通常購入 1袋6,880円7,568円7,568円
定期コース 1袋(10%OFF)6,192円約6,811円約6,811円
定期コース 2袋(15%OFF)11,696円約12,866円約6,433円
定期コース 3袋(20%OFF)16,512円約18,163円約6,054円

定期コースの割引は合計金額で決まります。税抜7,000円未満は10%OFF、7,000円以上20,000円未満は15%OFF、20,000円以上は20%OFF。オールダーは1袋税抜6,880円なので、1袋だけだと10%OFFにとどまります。2袋で15%、3袋で20%です。

回数の縛りはありません。解約は次回お届け日の7日前までに連絡すればよく、初回にはフードスクープがついてきます。届く周期は1週間から13週間まで1週単位で選べます。

シニア期は体調でフードの方向が変わることがあるので、回数の縛りがないのは安心材料だと思います。うちが便秘で受診したときのように、病院から別のフードを渡されることもあります。そういうときに「あと何回は買わないといけない」がないのは大きいです。

原材料一覧

チキン&ダック48.3%(乾燥チキン25.1%、チキン生肉21%、乾燥ダック1.5%、ダック生肉0.7%)、サツマイモ、サーモン&マス10.1%(生サーモン5.3%、生マス4.8%)、ジャガイモ、エンドウ豆、アマニ、アルファルファ、チキングレイビー2.4%、エンドウ豆繊維、卵1.5%、チキンオイル0.7%、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、ニンジン、カリフラワー、ホウレンソウ、アサイー、リンゴ、クランベリー、マルベリー、ナシ、トマト、オレンジ、ビルベリー、海藻、緑茶抽出物、マリーゴールド、ショウガ、朝鮮ニンジン、タウリン、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ビタミン類(コリン、A、チアミン、コバラミン、リボフラビン、ナイアシン、パントテン酸、ピリドキシン、ビオチン、葉酸、D3、E)、ミネラル類(ヨウ素、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、カリウム、亜鉛)

原産国:イギリス

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • 7歳を過ぎて、運動量が減ってきた子
  • タンパク質は落としたくないけれど、カロリーは抑えたい方
  • 魚由来のオメガ3脂肪酸を摂らせたい方
  • 食物繊維が入ったフードを選びたい方
  • 関節向けの3成分が入ったシニア用フードを探している方
  • 体調でフードが変わる可能性があるので、回数の縛りがない定期コースを選びたい方

こんな方は注意

  • 腎臓や肝臓の状態でタンパク質を控えるよう言われている子には向きません。タンパク質30%以上は高い数字です。受診して数値を確認してから選ぶのが順番です
  • 鶏肉にアレルギーがある子には使えません。乾燥チキンとチキン生肉で46.1%を占めます
  • 粒はシニア用でも1辺約9mm・厚さ約7mm。噛む力が落ちてきた子にはふやかす前提で考えたほうがいいサイズです
  • 灰分10.13%以下は同ブランドの他の味(9%以下)より高い数字です
  • 1袋だけの定期コースは10%OFFにとどまります

我が家の場合 — 2歳のうちには、まだ早い。でも考え方は覚えておきたい

パフィは2歳で、シニアの話はまだ先です。だからこのフードを与える予定はありません。

それでも「タンパク質は保って脂質だけ落とす」という考え方は、覚えておきたいなと思いました。うちは獣医師から「体重だけでは肥満は判断できない。贅肉の付き具合や運動の頻度など総合的に判断する。この子は贅肉が多いわけではなく、ただ体の大きい子」と言われていて、肋骨まわりの肉のつき方を家でつまんでチェックする方法を教わっています(パフィには嫌がられています)。

つまり体重の数字だけでは決まらない。筋肉なのか脂肪なのかで意味が変わる。シニア用フードが「全体を軽くする」ではなく「脂質だけ落とす」設計になっているのは、その延長にある考え方だと思います。

シニア期に向けての備えは、いくつか調べて候補リストにしてあります。介護ハーネスはピンスタジオのアシスタントバンド、関節サプリはコセクイン。どちらも10歳を過ぎてから必要になる想定です。フードもそのリストに入れておこうと思います。パフィが7歳になるのは2030年。まだ遠い先ですが、その頃には今より選べるものが増えているといいですね。