商品について

これはブラシではなく、刃物です。最初にそこを書いておきます。

ベルプラージュの両面ペットブラシは、黄色と黒のグリップに、湾曲したステンレスの刃が並んだ道具です。片面が12枚刃、反対の面が23枚刃。 粗いほうでもつれを断ち切って、細かいほうで抜け毛を取る、という2段構えになっています。

1,280円で楽天レビューは317件・総合4.58。数字は良いです。ただ、★1に書かれていたことが引っかかりました。

★1に「歯の部分に小指が当たり切れて血が出ました」とある

そのままの引用です。

日本語の説明書がなく、取扱い方が分からないし、犬が嫌がって歯の部分に小指が当たり切れて血が出ました!2度と使いません!

人の指が切れています。 ピンが並んだスリッカーブラシでは起きない事故です。刃が並んでいる道具だから起きる。

商品ページには「刃の先端が丸いので、お肌を傷つける心配はありません」と書かれています。実際、犬の皮膚に刺さらないよう先端は丸めてあります。それでも刃の側面は刃のままなので、犬が動いて手が滑れば指は切れます。

同じ構造のAquaMintの両面刃ペットコームの説明には、もっと直接的に書かれていました。

ブラシ部分は刃物ではないですが、指などを痛めてしまう可能性があります。お子様の手の届くところには置かないようにしてください。

刃物ではない、と言いながら、指を痛める可能性があると続く。この手の道具は、そういう位置にあります。

12枚刃と23枚刃の使い分けが説明されていない

★1のもう1つの指摘、「日本語の説明書がない」も事実でした。

ベルプラージュの商品ページには使用方法の欄があるのですが、書かれている内容がこれです。

本体にある数字の1から順に数回ずつ研磨してください。1:荒砥ぎ 2:細研ぎ 3:仕上げ研磨

包丁研ぎ器の説明文です。別商品の文章がそのまま残っています。買った人が使い方を探しても、ここには答えがありません。

正しい使い方は、同じ12枚刃・23枚刃の構造を持つAquaMintのページに書かれていました。

1.ブラシの12枚歯の目の粗い方から使用し、もつれをおおまかに取り除きます。
2.もつれが和らいだら、ブラシの23枚歯の目の細かい方で、毛玉を薄くしながら、抜け毛を取り除きます。

粗いほうが先で、細かいほうが後。 順番を逆にすると、細かい刃がもつれに引っかかって犬が痛がります。★3以下のレビューに「引っかかる」「痛がる」が多いのは、この順番を知らずに使った人がいるからかもしれません。

同じ物がハビット楽天市場店で880円で売られている

ここは正直に書きます。

まったく同じ商品が、別の店で880円で出ています。 ハビット楽天市場店の両面ペットブラシです。12枚刃・23枚刃、刃の先端が丸い加工、TPRの滑り止めグリップ、親指用のくぼみ、黄色と黒の配色まで一致します。カラー展開はベルプラージュが3色(イエロー・パープル・グリーン)、ハビットが4色(イエロー・グリーン・パープル・ブルー)で、ハビットのほうが1色多い。

価格差は400円です。レビュー件数はベルプラージュが317件、ハビットが185件。評価はベルプラージュ4.58、ハビット4.61で、ほぼ差がありません。

どちらを選んでもいい、というのが正直なところです。判断材料になりそうなのは次の2つ。

  • ベルプラージュは30日間のアフターサービスを明記している。 「購入日から30日間、故障などがあればメールで連絡を」と商品ページに書かれています
  • ハビットは400円安く、色が4色

刃物なので不具合の連絡先があるほうが安心、という考え方なら1,280円。色と値段で選ぶなら880円。そういう分かれ方です。

「抜けすぎて怖い」という★2がある

AIのトピック集計を見ると、評価の集まり方が独特でした。

トピック好意指摘
毛の除去744
効果614
使用感308
使いやすさ214
毛の絡まり145
コストパフォーマンス50
頑丈さ31

毛の除去が74対4。 取れることについては、ほぼ誰も文句を言っていません。それでいて★2にこんな声があります。

抜けすぎて怖いくらい。ほんとに抜け毛岳取れてるのかわからない。無理やりけを取ってる感じがします。他の人スリッカーの10倍は取れます。

長毛・大型犬用に購入。以前 ファー〇ネー〇ーを使用して毛を削り取ってしまいハゲてしまいました。こちらの商品でもやはり毛を引っ張って削り取るような感覚がありますが、前述商品よりはマシな感じです。

取れることが、そのまま不安になっている。 刃物系のブラシに共通する構図です。

逆に「取れない」側もありました。

柴犬用に購入しましたが、全く毛が取れませんでした。どうしてだろう…毛の流れと逆向きに使用すると少し取れる程度でした。

同型を880円で売るハビット側の★1にも、同じ方向の声があります。

ロングのミニチュアダックスに購入。どちらを使用してもスカスカで何も取れず。

もふもふ向けなようでうちの子にはスカスカで使えませんでした…

もふもふしたダブルコートには効いて、直毛や毛量の少ない子には空振りする。 両店合わせて502件を読んで、そこだけは一貫していました。

製品スペック

項目内容
型番pet-brush1
刃の構成片面12枚刃(粗目)/ 反対面23枚刃(細目)
刃先丸い先端加工
グリップTPR素材、親指用のくぼみ付き
カラーイエロー / パープル / グリーン
手入れ本体からシルバーの刃部分を外して水洗いできる
保証購入日から30日間のアフターサービス
対象犬・猫・うさぎなど

ユーザーの声

楽天レビューは317件・総合4.58。星の内訳です。

星件数
★5220
★469
★322
★23
★13

★3以下は28件で8.8%。★1が3件あり、うち1件が指を切った報告でした。

買う前に知っておきたいこと

  • 刃物として扱う。 指を切ったという★1があります。子どもの手の届く場所に置かないでください
  • 12枚刃(粗目)から使い、23枚刃(細目)で仕上げる。 商品ページの使用方法欄は別商品の文章が載っているので参考になりません
  • 毛量の少ない子、直毛の子には効きにくい。 「スカスカで取れない」という声が両店にあります
  • 取れすぎるという不安の声もある。 同じ場所を繰り返さないのが前提です
  • 同じ物が880円の店にもある。 400円の差はアフターサービスの明記とカラー数の違いです

価格

項目価格
販売価格(税込)1,280円
送料無料

両面レーキの相場は880〜1,900円あたりで、その下のほうです。同じ12枚刃・23枚刃の構造を持つAquaMintの両面刃ペットコームが1,290円で、ほぼ同額。あちらは10色展開で、六角レンチを使って刃を外せる設計になっています。

こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ

  • ダブルコートで毛量の多い子
  • もつれと抜け毛を1本で片付けたい方(両面で使い分けられます)
  • 洗える道具がいい方(刃を外して水洗いできます)
  • 予算を抑えたい方(1,280円、同型なら880円)

こんな方は注意

  • 直毛で毛量の少ない子(空振りするという声が多いです)
  • 小さなお子さんがいるご家庭(刃物です)
  • 説明書を読んで使いたい方(日本語の説明書は付きません)
  • 力加減に自信がない方(削り取る感触があります)

我が家の場合、毛玉の手前で止めたい

うちのパフィは、月1回のトリミングで毛玉があると追加料金がかかります。だから毎日10〜15分のブラッシングは、毛玉を作らないための作業です。

ここまで2年、追加料金を取られたことは一度もありません。スリッカーで全体をほぐして、脇の下や足の付け根はコームで通す。それだけで足りています。

両面レーキを見ていて思ったのは、これは「作らない」ではなく「できてしまった後」の道具だということでした。12枚刃でもつれを断ち切る、という説明がまさにそうです。断ち切るということは、その毛はもう戻りません。

うちがこれを買うとしたら、たぶん失敗したときです。旅行で数日ブラッシングを飛ばしたとか、換毛期に追いつかなくなったとか。保険として持っておく1,280円という考え方なら、悪くないと思っています。

刃物だという前提を忘れなければ。