商品について
偏食の子を飼っていると、フード選びで最後に効いてくるのは原材料表ではありません。食べなかったときにどうなるかです。うちのパフィ(ポメプー・2歳・5.12kg)はカリカリを食べてくれない子で、これまで何度も「良さそうだから」と買っては袋だけ残してきました。1袋4,000円のフードを残されると、けっこうこたえます。
だから安心犬活のページで僕が最初に読んだのは、14日間完全返金保証の条文でした。定期らく得コースの初回分について、気に入ってもらえなければ商品代金を返金する、というものです。この商品も未購入なので、以下は公式に書かれている条件と原材料からわかることを整理したものになります。
安心犬活はONEDOGS(株式会社ライフワン)が売っている国産のドライフードで、全犬種・オールステージ対応の総合栄養食。800g入りで単品3,960円、定期らく得コースなら初回1,650円・送料無料という価格設定です。
5種類の生肉を「分けて」使っているのが設計の芯
このフードの原材料でいちばん特徴的なのは、動物性タンパクの並びです。
| 区分 | 原材料 |
|---|---|
| 生肉 | 牛、鶏、馬、魚肉、豚レバー |
| 穀物 | 大麦全粒粉、玄米粉、脱脂大豆、たかきび、脱脂米ぬか |
| その他 | 魚粉、ヤシ粉末、サツマイモ、ジャガイモ、煎りゴマ、菜種油、乳清タンパク、海藻粉末、卵殻カルシウム、脱脂粉乳、クランベリー、フラクトオリゴ糖、乳酸菌群 |
公式のFAQには、タンパク質食材を牛・鶏・豚・馬・魚肉に分けているのは「単一タンパク源の摂り過ぎに配慮」するためだと書かれていました。単一タンパク源のフードとは真逆の考え方ですね。1種類の肉を長く食べ続けることを避けたい、という発想です。
ここは好みが割れるところだと思います。すでにアレルゲンが特定できている子には、種類が多いぶん向きません。 逆に「まだ何が合わないかわからない」「特定の肉に偏らせたくない」という段階なら、この設計は理にかなっています。
小麦グルテンは使っていませんが、大麦・玄米・たかきびといった穀物と脱脂大豆は入っているので、グレインフリーのフードではありません。 ここも先に押さえておきたいところ。
栄養成分とカロリー
| 成分 | 値 |
|---|---|
| 粗たんぱく質 | 28%以上 |
| 粗脂肪 | 10%以上 |
| 粗繊維 | 4%以下 |
| 粗灰分 | 7%以下 |
| 水分 | 10%以下 |
| エネルギー | 360kcal/100g |
タンパク質28%は、公式が「室内飼いで運動量が多くない日本の犬に合わせた理想値」として掲げている数字です。脂質10%は控えめで、360kcalも標準的な範囲。
パフィ(5.12kg・避妊済み)に当てはめると1日およそ250〜290kcalなので、このフードなら1日70〜80gほど。800g入りだと10日ちょっとで1袋という計算になります。小型犬1頭でも消費は早いほうなので、まとめ買いの周期は最初から短めに設定しておいたほうがよさそうです。
ノンオイルコーティングと低温低圧製法
公式が挙げている製法上の特徴は3つあります。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| ノンオイルコーティング | 表面に油を吹き付けていない |
| 低温低圧製法 | 高温高圧をかけずに成形する |
| 乳酸菌・オリゴ糖配合 | 乳酸菌群とフラクトオリゴ糖を配合 |
このうち飼い主として実感が出やすいのはノンオイルコーティングだと思います。油でコーティングされたフードは香りが立ちやすい代わりに、皿や手がベタつくし、開封後の酸化も気になります。公式のお客様の声にも「涙やけがひどかったのでノンオイルコーティングにこだわっている点に惹かれた」という声が載っていました。
製造はFAMICの製造基準に適合した国内工場。賞味期限は未開封で製造日から9ヶ月、開封後は1ヶ月以内が目安と案内されています。
定期らく得コースの条件を先に確認しておく
価格が大きく動くぶん、条件はきちんと読んでおきたいところです。公式ページに書かれている内容をそのまま並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初回 | 1,650円(税込)・送料無料 |
| 2回目以降 | 最大20%OFF |
| 単品購入 | 800g 3,960円(税込) |
| 解約の連絡期限 | 次回お届け予定日の5日前まで |
| 返金保証 | 初回お試し分のみ・商品到着から14日以内 |
| 返金時の負担 | 往復の送料はお客様負担、着払い不可 |
| 返金時の条件 | 届いた発送物を全て提携倉庫へ返送する |
「食べなかったら無料」ではありません。 往復の送料は自己負担で、届いたものを全部返す必要があります。それでも、4,000円近いフードを丸ごと捨てるリスクが送料分に置き換わるなら、偏食の子を飼っている身には十分ありがたい条件です。
お届け予定日の5日前を過ぎると解約も返品も受けられない、と利用規約に明記されているので、申し込んだ日にカレンダーへ次回お届け日を入れておくのが確実だと思います。
公式が出している数字
- 累計製造販売数 3,000,000食
- 獣医師推奨度 93.3%
- 雑誌『いぬのきもち』ほかメディア掲載あり
推奨度93.3%は調査の母数や設問が公開されていないので、参考程度に見ておくのが妥当です。累計300万食のほうは、800g換算で240トン分。少なくとも小規模なブランドではない、という手がかりにはなります。
楽天市場やAmazonには公式の取り扱いが見当たらず、販売は公式サイトにほぼ集約されています。そのぶん第三者のレビュー件数で判断しにくいフードではあります。返金保証がその埋め合わせになっている、という構図ですね。
こんな愛犬・飼い主さんに向いています
- 食べてくれるかわからないフードを、金額のリスクを抑えて試したい人
- 特定の肉に偏らせず、タンパク源を分散させたい子
- 小麦グルテンを避けたい子(穀物そのものはOKな子)
- 油でコーティングされたフードのベタつきや酸化が気になる飼い主さん
- 子犬からシニアまで同じフードで通したい家庭
向かないのは、アレルゲンが特定できていて単一タンパク源にしたい子と、グレインフリーを条件にしている子です。この2つに当てはまるなら、原材料の並びの時点で別のフードを見たほうが早いと思います。
