うちのポメプー・パフィ(5kg)は、2日も目元のケアを忘れるとカチカチに固まったものが目のふちについてしまう涙やけの常連さんです。毎日寝る前の10〜15分のケアが日課で、それでもフードが合わなかったり留守番で寂しい思いをさせた時期は、目の下のうるうるが目立ちやすくなる、というのを2年間ずっと繰り返してきました。
「ドッグフードを変えれば、愛犬の涙やけって落ち着くのかな?」と気になり始めたのは、ペットショップに勧められたフードがどうしても合わなかったあたりから。フードを変えるたびに便の様子・食いつき・目元の汚れ具合をメモに残してきた飼い主が、動物病院・トリミングサロンで聞いた話と、楽天レビュー約1,500件の分析を踏まえて、目元のキレイを保つフード選びの「うるうるチェック5軸」にまとめました。
読み終えるころには、フードを切り替える前にチェックすべきポイント、様子を見るべき期間の目安、そして「フード選びでは届かないケース」の見分け方まで、ぜんぶ整理できているはずです。
涙やけが気になる時、ドッグフードでできること
結論からお伝えすると、ドッグフードの見直しで愛犬の目元のコンディションが変わる可能性はある一方、フード選びだけでは届かないケースもある、というのが2年世話してみた飼い主の本音です。
獣医師からは「涙やけそのものは病名ではなく、目の下の毛が涙でずっと濡れて変色した状態のこと」と教わりました。だから「どのフードを食べさせたら涙やけが消えますよ」という単純な答えは、本当はどこにも存在しないんですよね。
ただ、原因の一部に「消化しきれなかった老廃物の蓄積」「アレルゲンへの反応で涙の量が増えること」が関わっている子の場合、フードを見直すことで全体のコンディションが整ってくることはあります。うちのパフィも、ペットショップで勧められたドライフードを食べてくれず、何度かフードを変えていた時期は目元のうるうるが目立ちました。今のプッチーヌ半生タイプに落ち着いてからは、毎日のケアを続けていれば気にならないレベルで保てています。
一方で、「鼻涙管(びるいかん)」と呼ばれる涙の通り道が物理的に詰まっている子や、まぶたの構造そのものに要因がある子は、いくらフードを変えても目元の状態は大きく変わりません。動物病院で診てもらってからフード選びに移るほうが、結果として遠回りにならないこともあります。
つまりフード選びで期待すべきことは、「劇的に消す」ではなく「目元のコンディションを保ちやすい体づくりをサポートする」くらいの解像度がちょうどいい、というのが正直な感覚です。期待しすぎず、でも軽視もせず、毎日のケアと両輪で考えていくのが結果的に近道だと思っています。
犬の涙やけが起きる4つの原因とドッグフードが関係する仕組み

まずは、涙やけが起きる原因をざっくり4つに分けて整理します。4つのうち、フード選びで関わってくるのは2つだけ。これを最初に知っておくと、フード探しに振り回されにくくなります。
鼻涙管が詰まっている(最も多い原因)
鼻涙管は、目から鼻へ涙を流すための管。先天的にここが狭い子や、何かが詰まって涙が排出されずに目から溢れ出てしまう「流涙症」と呼ばれる状態が、涙やけの最多原因とされています。(参考:アニコム損保 みんなのどうぶつ病気大百科)
ポメプーやトイプードル、マルチーズなどの小型犬は、もともと顔の作りがコンパクトで鼻涙管が狭くなりやすい犬種だと言われています。うちのパフィは動物病院では「特に管が狭いタイプではない」と言われていますが、それでも涙の量自体が多く、寝る前のケアを欠かせない子です。
この「鼻涙管そのものの詰まり」については、フード選びで届く範囲ではありません。動物病院で麻酔をかけて鼻涙管を洗浄する処置が必要になるケースもあります。
アレルギーや結膜炎
牛肉・乳製品・小麦・鶏卵・鶏肉・大豆など、特定のタンパク源に反応してしまう子は、目のかゆみや結膜炎が出やすく、結果として涙の量が増えることがあると獣医師から聞きました。
「特定の鶏肉メインのフードに切り替えてから目元が湿りがちになった」というケースは、楽天レビューでも何件か見かけたんですよね。この領域はフード選びで関わってくる部分で、タンパク源を切り替えることで目元のコンディションが整うことがあります。
ただし、本当にアレルギーを疑うほど症状が出ている場合は、自己判断でフードをころころ変えるよりも、動物病院でアレルギー検査をしてもらってからのほうが確実。うちは獣医師から「フードを安易にコロコロ変えないように」と言われており、変える時は1か月以上かけてゆっくり切り替える方針にしています。
消化しきれなかった老廃物・添加物の蓄積
低品質なタンパク質や脂質、合成添加物などが体内で消化しきれずに残ると、本来排出されるべき老廃物が蓄積し、それが涙の成分に影響して粘度の高い涙(ねばねばした涙)になる、という説があります。粘度の高い涙は鼻涙管から流れにくく、目元に溜まりやすい、という流れですね。
このあたりは「腸内環境を保つこと」が涙やけ対策と結びつけて語られる根拠になっています。この領域もフード選びで関わってくる部分で、消化吸収率が高いフード・腸活成分が入ったフードに切り替えると、便の状態とあわせて目元のコンディションも安定しやすい子はいます。
うちのパフィも、便がやわらかくなった時期と目元のうるうるが増えた時期がうっすら重なる感覚があります。お腹の調子を整えることは、副次的に目元のキレイを保つことにつながるんだと、毎日の便チェックをしながら実感している部分です。
目の構造的な要因(眼瞼内反症・まつ毛異常)
まぶたが内側に巻き込まれてまつ毛が眼球を刺激してしまう「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」や、生え方が異常なまつ毛が目を刺激する「逆さまつげ」など、構造的な要因で涙が増えてしまうケースもあります。
これもフード選びでは届きません。目を頻繁にこする・しょっちゅう瞬きしている・目が充血している、といったサインがある場合は、動物病院での診察が先です。
整理すると、4つの原因のうちフード選びで関わってくるのは「アレルギー反応」と「消化しきれなかった老廃物の蓄積」の2つ。残りの2つはフードで届かない領域、ということになります。
目元のキレイを保つドッグフードを選ぶ「うるうるチェック5軸」
ここからは、涙やけが気になる愛犬のためのドッグフードを選ぶ時に、僕が毎回チェックしている「うるうるチェック5軸」をご紹介します。これはパフィのフードを2年間試行錯誤して残った、自分なりのフレームワークです。
| 軸 | チェック項目 | パフィでの体感 |
|---|---|---|
| 軸1 | 良質な動物性タンパク質が主原料 | 鶏肉・鹿肉・サーモン中心だと食いつきが安定 |
| 軸2 | アレルゲン候補が少ない | 穀物・乳・大豆を控えると便も安定 |
| 軸3 | 腸内環境を保つ成分が入っている | 乳酸菌入りフードはお腹の調子に影響を感じる |
| 軸4 | ヒューマングレード品質・香料/着色料不使用 | 余計なものが少ない方が安心して続けられる |
| 軸5 | 愛犬が完食できる食感 | 偏食っ子はそもそも食べてくれないと意味がない |
軸1:良質な動物性タンパク質が主原料
ドッグフードのパッケージ裏を見て、原材料の最初に書かれているのが何かをチェックします。原材料は配合量が多い順に書かれているので、最初に「鶏肉」「サーモン」「ラム肉」など具体的な動物性タンパク質名が書かれているフードが、目元のコンディションを保ちやすい候補。
逆に、最初に「穀類」「とうもろこし」「肉副産物」などが来ているフードは、メインのエネルギー源が植物性だったり、何の動物の肉なのかわからない原料だったりします。消化吸収率の観点では、新鮮で良質な動物性タンパク質を主原料にしているフードのほうがおすすめです。
うちのパフィは現在、ペットラインのプッチーヌ(ビーフ&ささみ・ビーフ&チーズ)を1食1袋(200g)与えています。半生タイプで偏食っ子のパフィでも食べてくれる、貴重なフードです。
軸2:アレルゲン候補が少ない
涙やけの原因にアレルギーが関わっている可能性を考えると、アレルゲンになりやすい食材を控えたフード選びは合理的です。アレルゲン候補として獣医師から教わったのは、穀物(特に小麦・とうもろこし)、乳製品、鶏卵、大豆。
「グレインフリー(穀物不使用)」と書かれたフードは、穀物アレルギーが疑われる子向けの選択肢として候補に入ります。ただし、グレインフリーが必須というわけではなく、「いも類で炭水化物を補っているから消化しやすそう」くらいの使い方が現実的。穀物そのものが必ずしも悪者ではないので、ここは愛犬の体質次第です。
タンパク源も、これまで鶏肉中心だった子は一度サーモンや鹿肉中心のフードに切り替えてみる、というローテーションでアレルゲンを切り替える方法もあります。
軸3:腸内環境を保つ成分が入っている
腸内環境と目元のコンディションはつながっている、というのが2年世話してきた飼い主の体感です。便がやわらかい時期はうるうるが増えやすく、便が安定している時期は目元も落ち着きやすい印象があります。
ラベルを見るときにチェックしている成分は次の3つ。
- 乳酸菌・ビフィズス菌(善玉菌そのもの)
- オリゴ糖(善玉菌のエサ)
- 食物繊維(老廃物の排出と善玉菌のエサ)
この3つのうち、最低1つは入っているフードを優先的に選んでいます。腸活については犬の腸内環境を整えるフード5選の記事で別途まとめているので、お腹が弱い子の飼い主さんはそちらも合わせて読んでみてください。
軸4:ヒューマングレード品質・香料/着色料不使用
「人間が食べられるレベルの食材」を意味するヒューマングレード品質の表記、そして香料・着色料が不使用であることは、毎日続けて与えるフードとしての安心材料になります。
ここで気をつけたいのは、ペットフード安全法上、保存料や酸化防止剤は安全基準を守れば使用が認められているということ。ラベル表記のキャッチコピーよりも、原材料名の表記を1つずつ確認するのが冷静な選び方です。重要なのは「合成保存料・着色料・香料が使われていないか」「天然由来の保存料(ミックストコフェロールなど)を使っているか」を、自分の目で原材料名から拾うこと。
ちなみに僕自身もDHCのサプリメント愛用者(ビタミン・亜鉛・カリウム)で、人間用の健康食品でも原材料名を1つずつ見る癖がついていました。同じ感覚をフード選びにも持ち込んでいます。
軸5:愛犬が完食できる食感
最後は意外と見落としがちな軸ですが、そもそも愛犬が食べてくれないフードでは意味がない。これがパフィを2年世話してきて一番痛感した部分です。
ドライフード(カリカリ)が一般的におすすめされやすいですが、偏食っ子はカリカリを断固として食べないこともあります。うちのパフィも最初はソルビダのドライフードから入りましたが、何度かフード変更を経てソフト(半生)タイプに落ち着きました。動物病院でも「無理にドライにこだわる必要はない」と言われ、家族にとっても無理のない選択になっています。
食感のタイプは大きく分けて次の3つ。
- ドライフード(カリカリ):歯垢がつきにくく日持ちが良い
- 半生(セミモイスト)フード:水分が適度にあり食いつきが良い
- ウェットフード:水分が多くシニア犬や食欲が落ちている子に合う
愛犬の食感の好みを見極めることは、フード選びの最初の一歩です。フードを食べてくれない子の対処法は犬がフードを食べない本当の理由の記事に詳しくまとめています。
涙やけが気になる時に避けたい原材料・添加物リスト

5軸を踏まえたうえで、「これが入っていたら一旦避ける」というネガティブリストもあわせて持っておくと、フード選びのスピードが上がります。
| 避けたい原材料・添加物 | 理由 |
|---|---|
| 合成保存料(BHA・BHT・エトキシキンなど) | 体内で分解負担になりやすい |
| 合成着色料(赤色○号・青色○号など) | 犬にとって栄養価ゼロ・体に不要な化学物質 |
| 香料(食欲をそそる人工的な香り付け) | 必要性が低く、嗜好性に頼った設計 |
| 「肉副産物」「○○ミール」表記 | 何の動物のどの部位かが不明確 |
| 質の低い穀類(とうもろこし副産物・小麦粉) | 消化吸収率が低くなりがち |
| 砂糖・甘味料 | 犬には不要な甘み付け |
合成保存料については、ペットフード安全法で使用上限が定められているので、すべてのフードが危険というわけではありません。ただ、毎日10年以上続けて食べさせるものであることを考えると、可能なら天然由来の保存料(ミックストコフェロール=ビタミンE由来など)を使っているフードのほうが、僕は安心して続けられる感覚があります。
「肉副産物」という表記は要注意ワード。これは内臓・骨・くちばし・羽毛など、副次的な部位をまとめて指す言葉で、何が入っているか飼い主側からはわかりません。一方で「鶏肉(チキン)」のように具体的な動物名・部位名で書かれていれば、トレーサビリティが効いている証拠です。
質の低い穀類については、軸2でも触れた通り「穀物そのものが悪い」わけではなく、「配合量が多くて主原料代わりになっている」「副産物として品質の低い部分が混ぜられている」あたりが要注意ポイントです。
涙やけが気になる愛犬におすすめのドッグフード5選
「うるうるチェック5軸」を踏まえて、目元のキレイを保つコンディション作りに役立ちそうなドッグフードを5つ選びました。それぞれパフィの食事として候補に入れたり、楽天レビュー約1,500件を分析したりしたうえで残した5つです。
ポメプー向けの全体的なおすすめはポメプーのドッグフードおすすめ7選の記事でもまとめているので、犬種特化で探したい方はそちらも合わせてどうぞ。
| 商品 | 特徴 | タンパク源 | 1kgあたり目安 | グレインフリー |
|---|---|---|---|---|
| モグワン | 動物性タンパク質56%配合 | チキン&サーモン | 約3,031円 | ○ |
| このこのごはん | 国産・小型犬特化・小粒 | 鶏ささみ&鹿肉&まぐろ | 約3,850円 | ○(穀物使用) |
| カナガン | グレインフリー・着色料/香料不使用 | チキン | 約3,200円 | ○ |
| アカナ | 高タンパク・地元産食材 | チキン | 約2,500円 | △ |
| プッチーヌ(ビーフ入り) | 国産半生・偏食対応 | ビーフ&ささみ等 | 約2,000円 | △ |
モグワン:バランス型で迷ったときの一本目
🏆 楽天レビュー約1,500件分析:良い口コミ最多「食いつきが良い」、悪い口コミ最多「価格が高い」
モグワンは、レティシアン社が販売するイギリス製のプレミアムフード。動物性タンパク質56%配合のチキン&サーモンを主原料にしていて、「うるうるチェック5軸」のうち軸1・軸2・軸4をしっかり押さえている一本です。
「健康な犬の飼い主から本商品の使用を相談された場合、推奨しますか?」という質問に、91%の獣医師が「(とても)良い製品だと思う」と回答した、という公式データもあります(2023年2月ベッツアイ調べ・モグワンを使用した獣医師106名対象)。
うちのパフィはまだモグワンを試したことがないんですが、Amazon・楽天の口コミを徹底調査済みで、半生に近い状態にふやかして与える方法を検討中。コスパ計算では今のフード代(月約1万円)と同等かそれ以下になる可能性があります。詳しい口コミ分析はモグワンの口コミは本当?偏食ポメプー飼い主が本気で調べた結果にまとめているので、気になる方は読んでみてください。
- 価格
- 5,456円(税込)
- 単価
- 1kgあたり約3,031円
- メーカー
- モグワン
- タイプ
- ドライフード
このこのごはん:小型犬特化で目元ケアの定番候補
⭐ 楽天レビュー517件・評価4.39
このこのごはんは、小型犬の体格に合わせて設計された国産フード。鶏ささみ・鹿肉・まぐろの3種類の動物性タンパク質を組み合わせていて、軸1・軸4・軸5を押さえています。
特徴的なのが、モリンガ・さつまいも・乳酸菌といった食物繊維やカリウムを含む食材を組み合わせているところ。軸3「腸内環境を保つ成分」もカバーされているので、5軸ほぼ全部を意識した設計になっています。1粒7〜8mmの小粒設計で、パフィのような5kg前後の小型犬でも食べやすいサイズなのも◎。
国産・着色料不使用・香料不使用という事実ベースの安心材料も揃っているので、初めてフードを切り替える時の選択肢として評価が高いんですよね。1kgあたり3,850円とやや高めですが、月のフード代は4,000〜6,000円程度に収まるはずです。
- 価格
- 3,850円(税込)
- 単価
- 1kgあたり約3,850円
- メーカー
- コノコトトモニ(株式会社オモヤ)
- タイプ
- ドライフード
カナガン:グレインフリーで穀物アレルギーが心配な子に
カナガンも、レティシアン社が取り扱うイギリス製のプレミアムフード。グレインフリー(穀物不使用)・着色料/香料不使用で、軸2・軸4を最も強く押さえているのがこのフードです。
公式情報によると、生産者が英国王室エリザベス女王から表彰された(The Queen’s Award for Enterprise: International Trade 2017受賞)実績があり、欧州ペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準をクリアした工場で生産されているという信頼性も高い一本。45ヶ国で展開されていて、累計販売数650万個突破(※2016年1月〜2024年10月におけるカナガンブランド通算売上個数・自社調べ)。
穀物アレルギーが疑われる子、添加物を控えたフードを探している子の候補としてはかなり有力です。レティシアンの公式サイトから定期コースで購入すると、初回半額になるキャンペーンが行われていることもあります。
- 価格
- 5,456円(税込)
- 単価
- 1kgあたり約2,519円
- メーカー
- カナガン
- タイプ
- ドライフード
アカナ:高タンパク&地元産食材で素材重視の方に
アカナは、カナダ発の人気フード。地元の生産者から仕入れた新鮮な食材を高配合することで知られていて、軸1「良質な動物性タンパク質が主原料」を強烈にカバーしています。
肉・魚・卵などの動物性食材を全体の50〜70%配合しているレシピが多く、消化吸収率を高めるための工夫がされている設計。1kgあたり2,500円前後と、プレミアムフードの中ではコスパも良い方なんですよね。
ただし、タンパク質量が多すぎる体質の子もいるので、年齢・運動量とのバランスを見て与える量を調整するのがポイント。シニア犬や運動量の少ない子は、ライト系のレシピを選ぶと良いかもしれません。
- 価格
- 5,722円(税込)
- 単価
- 1kgあたり約2,861円(2kg購入時)
- メーカー
- チャンピオンペットフーズ社
- タイプ
- ドライフード
プッチーヌ(ビーフ入り):うちのパフィが2年食べている半生タイプ
⭐ 楽天評価4.88(40件)・偏食っ子の救世主
最後に紹介するのは、うちのパフィが現在メインで食べているペットライン いぬのしあわせ プッチーヌ 超小粒 ビーフ入り 12袋セットです。1袋200g・12袋セットの国産半生フードで、体重5kg以下の超小型犬・1〜6歳成犬向け、総合栄養食。
最初はソルビダのドライフードを与えていましたが、パフィがどうしても食べてくれず、動物病院に何度か相談しました。「お皿の高さを少しだけ上げてみて」「フードをコロコロ変えすぎないで」というアドバイスを受けながら、半生タイプを試すうちに食いつきが安定し、今ではビーフ&ささみ、ビーフ&チーズの2種をローテーションで与えています。
半生フードは「カリカリより歯垢がつきやすい」と言われることもあるんですが、トリミングで歯磨き対応をお願いしていることと、毎日の歯磨きケアでカバーしている形。偏食でドライを食べてくれない子・うちのパフィのような子には、半生という選択肢を視野に入れてみてほしい、というのが2年付き合った飼い主の本音です。
1袋200gが約330円(12袋で約4,000円)で、5kgのパフィ1日1袋ペースで月のフード代は約1万円。プレミアムドライフードと並ぶ価格帯ですが、食いつきが安定して食事を残さない子なら、結果的にコスパは悪くないと思っています。
- 価格
- 5,239円(税込)
- 単価
- 1kgあたり約2,183円(2.4kg)
- メーカー
- ペットライン株式会社
- タイプ
- ドライフード
ドッグフードを切り替えてから様子を見る期間「28→90日プロトコル」
フードを切り替えてから「効果なかった」と諦める前に、毛が生え替わるサイクルを意識した90日のプロトコルを覚えておくと、判断のタイミングを間違えにくくなります。これは僕が獣医師・トリマーから聞いた話と、フード切り替え時に毎回つけている記録から組み立てた独自の進め方です。
- 0〜2週間:切替期(便と食いつきの観察)
いまのフードと新しいフードを混ぜて、徐々に新しいフードの比率を上げていく期間です。最初の2週間は、便のかたさ・食いつき・食欲を毎日メモするだけでOK。下痢や嘔吐があれば、いったん前のフードに戻して動物病院に相談してください。 - 2〜4週間:新フード単体に完全切替
新しいフードだけを与える期間。この時期は便の状態が安定してくるかどうかがチェックポイントです。便がやわらかいままならフードが合っていない可能性、安定してくるなら相性が良さそう、という判断ができます。 - 28日後:新しい毛が生え始めるタイミング
涙やけで着色した毛は、すでに生えている毛の色が変わったわけではありません。新しい毛が綺麗な色で生え始めるのが、フード変更からおおよそ28日後と言われています。(参考:ペットフードナビ:涙やけ対策ドッグフードのおすすめ) - 60日後:中間レビューで続けるか判断
60日経つと、新しく生えてきた毛が伸びて目元の根元側に綺麗な色が見え始めることがあります。便の状態・食いつき・目元の根元の色をあわせて、このフードを続けるかどうか中間判断するタイミングです。 - 90日後:着色した毛が生え替わって全体評価
約3ヶ月かけて、着色していた古い毛が伸びて生え替わり、全体として目元の毛色が変わって見える時期。このタイミングで、フードを切り替えた効果を最終評価します。
つまり「フードを変えて1週間で何も変わらない」と諦めるのは早いということ。最低でも28日、本格的な評価は90日の枠で見るのが現実的なんですよね。
うちのパフィも、フードを変えるたびに便の様子・食いつき・目元の汚れ具合を簡単な日記に記録しています。「先月よりちょっとうるうるが減ったかも」「便がやわらかくなったから水を増やそう」というふうに、データとして見比べられるのがメリット。スマホのメモアプリで充分なので、ぜひ試してみてください。
フードを見直しても涙やけが気になり続ける時に疑うべきサイン

90日のプロトコルを2〜3周回しても、目元のうるうるが変わらない場合。そのときはフード以外の要因を疑うタイミングです。「フードを変えれば必ず良くなる」というスタンスは、ここで一度手放したほうが愛犬のためになります。
| サイン | 疑われる要因 |
|---|---|
| 涙の量自体が極端に多い | 鼻涙管閉塞・流涙症 |
| 目を頻繁にこする・しょぼしょぼさせている | 眼瞼内反症・逆さまつげ・結膜炎 |
| 目が充血している・目やにが緑〜黄色い | 細菌感染・結膜炎 |
| 片目だけ涙やけがひどい | 構造的な異常(片側の鼻涙管詰まり等) |
| かゆがって顔をこすりつける | アレルギー(食物以外も含む) |
うちのパフィの場合、両目均等にうるうるしているタイプで、目をこする・しょぼしょぼさせるといったサインはありません。両目均等のうるうるは、犬種的・体質的なものが大きいと獣医師に言われ、フード選びと毎日のケアでカバーしていく方針です。
一方、片目だけが極端にうるうるしている子・目を頻繁にこする子は、鼻涙管閉塞や眼瞼内反症の可能性があります。これらは動物病院での診察・処置が必要で、麻酔をかけて鼻涙管を細い管で洗浄する処置や、まぶたの形を整える手術が選択肢になることもあります。(参考:ワンペディア:犬の流涙症(涙やけ)獣医師解説)
「フードを2回変えても変化なし」「片目だけ汚れる」「目を気にしている」のいずれかに当てはまるなら、フード変更を続ける前に一度動物病院に相談してみてください。フード選びは、医療的な処置の代わりにはなりません。ここを混ぜて考えないことが大切です。
飼い主が毎日続けている涙やけケアの実記録
フード選びと並行して、毎日のホームケアが涙やけ対策の半分を占めるというのが2年世話してきた感覚です。フードを変えるだけで何もしない、というよりも、フード+毎日のケアの両輪で取り組むのが結果的に近道なんですよね。
うちのパフィの場合、寝る前に必ずやっているケアは次の3つ。
- 涙やけシートで目のふちを優しく拭く(片目あたり2〜3秒)
- コームで目元の毛を細かく梳く(固まりかけたものを取り除く)
- 目薬は使っていないが、目元周辺の毛を短くカット(月1回のトリミングで対応)
涙やけシートは、ペットショップや100均で売っているありきたりなもので十分です。「これじゃないとダメ」というこだわりはなく、無香料・低刺激のものを選んでいます。コームは脇の下や足の細かい部分のブラッシング用と兼用で、目元用に1本専用のものを置いています。1回のケアにかかる時間は10〜15分程度。
2日も続けてケアを忘れると、目のふちにカチカチに固まったものができてしまうので、毎日のリズムにすることが何より大事です。うちのパフィは、ケア用のコームを手に取ると膝の上にぴょんと飛び乗ってくるので、ブラッシングと一緒にスムーズに済ませられています。
腸活の観点では、フードに加えて犬の腸活サプリを併用する方法もあります。乳酸菌サプリを与える場合は、人間用のビオフェルミンではなく犬用に菌株が調整されたものを選ぶのが安心。乳酸菌サプリの選び方は犬に乳酸菌サプリは必要?の記事で詳しくまとめています。
水分量も意外と大事で、給水ボトルの目盛りを毎日チェックして「今日200mlしか飲んでない」というときは、ご飯にぬるま湯を少し足したり、ちゅーるを薄めて与えたりして水分を補うようにしています。涙の濃度が薄まれば、目元への色素沈着も少しはマシになるんじゃないか、というのが個人的な仮説。動物病院でも「水を飲む量は気にしてあげて」と言われていて、これも続けて意味があると感じている習慣です。
パフィと2年暮らしてわかった涙やけと向き合う心構え

最後に、これは商品紹介でも選び方でもなく、2年世話してきて自分なりに整理した心構えを3つだけ書いておきます。フード選びに疲れたとき、思い出してもらえると嬉しいです。
1つ目は、「ゼロを目指さない」ということ。涙やけは犬種的・体質的な要因も大きく、毎日ケアしていてもうるうるは出ます。「完全に消す」を目標にするとフード難民になってお互い疲れるだけなので、「気にならないレベルで保てたらOK」くらいが現実的なゴール設定です。
2つ目は、「毎日のリズムにする」こと。フードは月単位で動くサイクル、ケアは日単位のサイクル。ケアを毎日続けたほうが、フード選びが効く土台ができるというのが、僕の正直な実感です。フードに過度に期待するより、寝る前の10分のケアを習慣化するほうが、結果として目元のキレイを保ちやすい体になります。
3つ目は、「偏食っ子に合うフードを焦らず探す」こと。うちのパフィはペットショップで勧められたソルビダから何度かフードを変え、今のプッチーヌに落ち着くまで1年近くかかりました。動物病院・トリミングサロンに相談しながら、ゆっくり1か月以上かけて切り替える。「合わなかった」を恐れずに、でも一気にコロコロ変えない。このバランスがフード選びの肝だと思っています。
涙やけそのものは病気ではありませんが、毎日見ていると気になりますよね。うちのパフィも、目元の汚れが目立つ日は「今日はちょっとごめんね」と思いながらケアしています。完璧じゃなくていいから、続けることが目元のキレイを保つ近道なんじゃないか、というのが、2年付き合った飼い主のいまの結論です。
わんらいふナビについて
わんらいふナビは、ポメプー(パフィ・2歳・メス・5kg)と暮らす飼い主が、実際に試したフード・ケア用品・しつけ方法を本音で記録している犬の暮らし情報サイトです。北陸の雪深い地域で4人家族(+パフィ)、初めての犬で手探りの毎日。「買ってよかったもの」も「合わなかったもの」も、包み隠さず紹介していきます。著者プロフィールはわんらいふナビ プロフィールから。




