子犬を迎えたばかりで、「ワクチンって結局、何回・いつ打てばいいの?」と戸惑っていませんか。僕も2024年1月にポメプーのパフィを生後約3ヶ月で迎えたとき、まったく同じ気持ちでした。

結論から言うと、子犬のワクチンは「混合ワクチン3回+狂犬病ワクチン1回」が基本のスケジュールです。ただ、ペットショップやブリーダーから迎える子は、お迎えの時点で1回目や2回目を済ませていることが多く、「どこまで終わっていて、あと何回打つのか」を引き継ぐところからが本当のスタートになります。うちのパフィも1回目を済ませた状態で来て、2024年1月23日と2月27日に残りの2回、3月22日に初めての狂犬病を打ちました。

この記事では、ワクチンスケジュールの早見表から、お迎え月齢別の引き継ぎ方、費用の目安、接種後にうちが焦った副反応の話、そして散歩デビューの時期まで、実体験を交えてまとめています。読み終えるころには、次にやることがハッキリして、動物病院に行くのが少し楽になるはずです。

子犬のワクチンスケジュール早見表

子犬のワクチンスケジュールは、混合ワクチンを生後6〜16週の間に2〜4週間隔で3回、狂犬病ワクチンを生後91日以降に1回打つのが基本の流れです。まずは全体像を表で押さえてしまいましょう。

接種するワクチン時期の目安回数
混合ワクチン 1回目生後6〜8週ごろ1回
混合ワクチン 2回目1回目から2〜4週後(生後10〜12週ごろ)1回
混合ワクチン 3回目2回目から2〜4週後(生後14〜16週以降)1回
狂犬病ワクチン生後91日以降(混合と1ヶ月ほどあけるのが一般的)年1回
2年目以降の混合初年度の1年後に追加。その後は獣医師と相談1回

この「混合3回」という回数には、後で説明する移行抗体(母犬からもらった免疫)という理由があります。回数を勝手に減らすと、いちばん感染症にかかりやすい時期に守りが手薄になってしまうので、自己判断はおすすめできません。具体的な日程は子犬の月齢や体調で変わるため、最終的にはかかりつけの獣医師に決めてもらうのが安心です。

うちでは、お迎え時にペットショップから渡された接種証明書を持って動物病院へ行き、「あと何回打てばいいか」をその場で計画してもらいました。正直、最初は専門用語ばかりで不安でしたが、表のような全体像が頭に入っているだけで、先生の説明がすっと理解できました。

混合ワクチンと狂犬病ワクチンの違い

混合ワクチンと狂犬病ワクチンは、「任意で打つもの」か「法律で義務づけられたもの」かという点が大きく違います。ここを混同している飼い主さんは意外と多い印象です。

混合ワクチンは、犬同士や環境からうつる複数の感染症をまとめて予防するためのもので、法律上の義務はありません。一方の狂犬病ワクチンは、狂犬病予防法によって生後91日以上のすべての犬に接種が義務づけられています。つまり狂犬病は「打たない」という選択肢が法的にない、という違いがあります。うちのパフィも、混合と狂犬病はそれぞれ別の日に、別物として接種してきました。

コアワクチンとノンコアワクチンとは

混合ワクチンの中身は、すべての犬に推奨される「コアワクチン」と、生活環境に応じて選ぶ「ノンコアワクチン」の2種類に分かれます。何種を選ぶか迷ったら、この考え方が判断の軸になります。

区分内容代表的な対象
コアワクチン致死率が高く、すべての犬に推奨犬ジステンパー、犬パルボウイルス感染症、犬アデノウイルス感染症 など
ノンコアワクチン飼育環境によって追加を検討レプトスピラ感染症 など(山や川によく行く場合に検討)

世界小動物獣医師会(WSAVA)のワクチネーションガイドラインでも、コアワクチンはすべての犬に接種すべきものとされています。市販されている混合ワクチンは、このコアとノンコアの組み合わせで2種から11種ほどまで幅があり、種類が増えるほどカバーできる感染症も増える仕組みです。

混合ワクチンで予防できる主な病気

混合ワクチンが守ってくれる感染症には、子犬が命を落としかねない重い病気が含まれます。なぜ何度も病院へ通ってまで打つのか、その理由がここにあります。

感染症主な症状区分
犬ジステンパー発熱、目やに、神経症状。致死率が高いコア
犬パルボウイルス感染症激しい嘔吐・下痢。子犬は重症化しやすいコア
犬伝染性肝炎(犬アデノウイルス1型)発熱、肝臓のダメージコア
ケンネルコフ(アデノ2型・パラインフルエンザ)しつこい咳コア相当
レプトスピラ感染症腎臓・肝臓の障害。人にもうつる人獣共通感染症ノンコア

とくに犬パルボウイルス感染症は、抵抗力の弱い子犬にとって本当に怖い病気だと聞きます。免疫がしっかりつく前にお散歩で他の犬や地面に触れさせない、というのは、こうした感染症から守るためなんですよね。「ワクチンが終わるまでは抱っこ」を徹底する意味が、病名を知ると腑に落ちました。

子犬の混合ワクチンは何回いつ打つ?接種間隔に理由がある

子犬の混合ワクチンは何回いつ打つ?接種間隔に理由がある

子犬の混合ワクチンは、生後6〜8週から始めて2〜4週間隔で合計3回打つのが一般的です。「なぜ1回じゃダメなの?」という疑問には、ちゃんと理由があります。

子犬は生まれてしばらく、母犬の初乳からもらった移行抗体で守られています。これはありがたい仕組みなのですが、ワクチンを打っても移行抗体がそれを邪魔して効きにくくしてしまう、という困った一面もあります。そして移行抗体が消えるタイミングは個体差が大きく、外から正確に読むことができません。だから「移行抗体が残っていても、消えてからでも、どこかで必ず1回はしっかり効くように」と、時期をずらして複数回打つわけです。

うちのパフィの記録を見返すと、お迎え前に1回目、迎えてから2024年1月23日に2回目、2月27日に3回目という流れでした。だいたい1ヶ月おきに病院へ通った計算になります。子犬のころは体も小さくて、毎回キャリーに入れて連れて行くのがちょっとした大仕事でしたが、「これを乗り越えれば散歩に行けるんだ」と思うと頑張れました。

3回接種が必要なのは「移行抗体」が消える時期が読めないから

混合ワクチンを3回打ついちばんの理由は、移行抗体が消える時期に個体差があり、確実に免疫をつけられる回数として3回が設計されているからです。

1回目で効く子もいれば、移行抗体が強くて2回目・3回目でようやく効く子もいます。どの子がどのタイプかは打ってみないと分からないため、「念のため複数回」というのが世界的な標準になっています。とくに最後の接種を生後16週齢以降に行うことが、移行抗体に邪魔されずにしっかり免疫をつけるうえで重要だとされています。回数を減らしたい気持ちは分かりますが、ここはケチらないほうが結果的に安心だと、僕は思っています。

我が家が5種混合を選んだ理由

うちのパフィは5種混合を接種しています。8種や10種ではなく5種にした決め手は、完全な室内飼いで、山や川に出かける生活ではなかったことです。

ノンコアワクチンが守るレプトスピラ感染症などは、おもに屋外の水辺や野生動物との接触でリスクが上がります。パフィの散歩は近所の住宅街がメインで、アウトドアに連れ出す予定もなかったため、かかりつけの先生と相談して5種で十分という結論になりました。逆に、キャンプや川遊びに犬を連れて行く家庭なら、種類数を増やす選択も理にかなっています。「何種が正解」ではなく「その子の生活に合っているか」で選ぶのが大事だと教わりました。

お迎えの月齢で変わる「ワクチンの引き継ぎ」

ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。ペットショップやブリーダーから子犬を迎える場合、ワクチンは「ゼロから始める」のではなく「途中から引き継ぐ」ことがほとんどなんですよね。教科書どおりの「生後6週から3回」を最初から自分で管理する人は、実はそれほど多くありません。

うちのパフィを迎えたのは生後約3ヶ月のときで、その時点ですでに1回目が済んでいました。だから僕がやったのは「1回目から始めること」ではなく、「2回目と3回目を病院で引き継ぐこと」でした。お迎えのときに渡された接種証明書に、いつ何のワクチンを打ったかが書いてあったので、それを動物病院に見せて残りを計画してもらった、という流れです。

正直に言うと、当時は「証明書って大事なんだ」という意識が薄く、健康手帳にしまったきりで、子犬時代の細かいスケジュールはあとから記録を見返してようやく思い出せたくらいです。だからこそ、これから迎える方にはもらった書類は絶対に捨てず、写真も撮っておくことを強くおすすめします。

フレームワーク「お迎えワクチン引き継ぎ3チェック」

お迎え後にワクチンをスムーズに引き継ぐために、僕の経験から「お迎えワクチン引き継ぎ3チェック」という手順にまとめました。迎えた直後にこの3つを確認すれば、抜け漏れがほぼなくなります。

  1. 回数チェック:接種証明書を見て「混合ワクチンが何回目まで済んでいるか」を確認する
  2. 種類チェック:すでに打ったワクチンが何種かを確認し、これから打つ種類を獣医師とそろえる
  3. 次回チェック:次の接種日を病院で予約する(前回から2〜4週間の間隔をあける)

この3つを最初の動物病院で一気に済ませてしまうと、あとは予約どおりに通うだけになります。うちはこれを意識する前にバタバタしてしまったので、「最初に全部聞いておけばよかった」という反省を込めた手順です。

お迎え月齢別・残り接種の目安

お迎えの月齢によって、引き継ぐ残りの回数はだいたい次のように変わります。あくまで目安なので、最終的には接種証明書と獣医師の判断が優先です。

お迎え時期(月齢)よくある接種済み回数残りの接種の目安
生後2ヶ月前後混合1回目のみ混合あと2回+狂犬病
生後3ヶ月前後混合1〜2回目混合あと1〜2回+狂犬病
生後4ヶ月以降混合2〜3回目混合あと0〜1回+狂犬病

パフィは生後3ヶ月前後で、1回目が済んだ状態でのお迎えだったので、表で言えば「混合あと2回+狂犬病」のパターンでした。実際にその通り、2回打って狂犬病に進みました。自分の子がどのパターンかを早めに把握しておくと、心の準備も予算の準備もしやすくなります。

子犬の狂犬病ワクチンはいつ?登録と法律のルール

子犬の狂犬病ワクチンは、生後91日以降に接種し、混合ワクチンとは1ヶ月ほど間隔をあけるのが一般的です。そして狂犬病ワクチンは混合と違い、飼い主の義務として法律で定められています。

狂犬病予防法では、生後91日以上の犬の所有者は、毎年1回(原則4月1日〜6月30日の間)に狂犬病の予防注射を受けさせることが義務づけられています。さらに、犬を取得した日から30日以内に市区町村への登録も必要です(厚生労働省「犬の鑑札、注射済票について」より)。打ったあとは「注射済票」、登録すると「鑑札」が交付されるので、これらは大切に保管します。

うちのパフィが初めて狂犬病を打ったのは2024年3月22日でした。混合の3回目が2月27日だったので、ほぼ1ヶ月あけた形になります。接種は近所の動物病院でお願いし、病院そのものに慣れてもらう意味でも、ずっと同じかかりつけに通うようにしています。鑑札と注射済票はその都度発行してもらい、健康手帳にまとめて入れてあります。マイクロチップはペットショップで装着済みで、引き渡しのときに説明を受けました。

なお2022年6月1日からは、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」が、自治体によっては狂犬病予防法上の登録の代わりとして扱われる仕組みも始まっています。お住まいの市区町村が対応しているかは、自治体の窓口で確認すると確実です。

ワクチン接種の前後で気をつけること(当日・お風呂・散歩)

ワクチン接種の前後で気をつけること(当日・お風呂・散歩)

ワクチン接種の前後は、体調が万全なときに受け、接種後は安静に過ごして1週間ほどお風呂と激しい運動を控えるのが基本です。せっかく打つなら、副反応のリスクを少しでも下げたいですよね。

接種前は、下痢・嘔吐・発熱などの体調不良がないかを確認します。元気がないときは無理に打たず、日を改めるのが安心です。そして接種後にいちばん気をつけたいのが、重い副反応は接種から15〜30分以内に出やすいという点。だから打ったあとすぐに帰らず、しばらく様子を見られる状態にしておくことが大切です。お風呂(シャンプー・トリミング)は接種後1週間ほど、散歩デビューは抗体ができるまでの2週間ほどを目安に控えます。

接種当日の過ごし方を、うちの通院ルーティンも踏まえて手順にまとめました。

  1. 午前中に受診する:午後や夜に体調が変わっても、病院が開いている時間に気づけるようにする
  2. 接種後30分は近くで様子を見る:すぐ帰らず、院内や病院のそばで急な異変がないか確認する
  3. 当日は安静にする:激しい運動や興奮、長時間のお出かけは避けてゆっくり過ごす
  4. 当日〜翌日は観察する:食欲・元気・注射部位の腫れをチェックする
  5. 接種後1週間はシャンプーとトリミングを控える:体に負担をかけないようにする

パフィの場合、待合室で知らない飼い主さんがたくさんいると吠えてしまうことがあって、興奮で疲れさせないように、なるべく空いている時間を狙って連れて行くようにしています。診察台に乗ると不思議とおとなしくなるので、本人なりに「ここでは静かにするもの」と分かっているのかもしれません。

副反応が出たらどうする?我が家が経験した接種直後の息切れ

ワクチンの副反応は、多くが1〜2日でおさまる軽いものですが、まれに緊急対応が必要な重いものもあるため、見分け方を知っておくと安心です。実はうちも一度、接種直後に焦った経験があります。

混合ワクチンを打ったあと、5〜10分くらいで、パフィがハァハァと息切れするように呼吸が荒くなったんです。普段はそんなことがないので、正直「どうしよう」とゾッとしました。ただ、ちょうど病院の中にいたので、その場ですぐ先生に診てもらえて、しばらく様子を見たら落ち着いて事なきを得ました。あのとき「接種後はすぐ帰らない」を実践していて本当によかったと、心から思いました。

副反応は、軽度なものと、すぐ受診すべき重度なものを切り分けて考えると判断しやすいです。

程度主な症状対応の目安
軽度(よくある)元気がない、食欲が落ちる、注射部位を痛がる、微熱1〜2日で回復することが多い。長引くなら病院へ相談
重度(緊急)顔や目のまわりの腫れ、じんましん、激しい嘔吐の反復、呼吸困難、立てない、けいれん接種後15〜30分以内に出やすい。すぐ動物病院へ

軽い症状なら一晩で元気になることがほとんどですが、顔の腫れや呼吸困難などのアナフィラキシーを疑う症状は一刻を争います。だからこそ、接種は午前中に、すぐ相談できる体制でというのが、経験者としての切なるお願いです。なお、ポメプーのようなミックス犬は丈夫な子が多いと言われますが、副反応が出るかどうかは犬種よりその子次第なので、油断は禁物だと感じています。

子犬のワクチン費用の目安

子犬のワクチン費用の目安

子犬のワクチン費用は、混合ワクチンの種類によって幅があり、狂犬病とあわせて初年度はおおよそ2〜3万円を見ておくと安心です。あくまで相場ですが、予算の目安にしてください。

ワクチン費用の相場備考
混合ワクチン(5〜6種)約3,000〜7,500円1回あたり。子犬期は3回
混合ワクチン(8〜11種)約5,000〜10,000円種類が多いほど高め
狂犬病ワクチン約3,000〜4,000円別途、注射済票の発行手数料がかかる場合あり
初年度の合計目安約2〜3万円混合3回+狂犬病1回の合計

うちのパフィは5種混合を3回と、狂犬病を1回打ちました。狂犬病はだいたい3,000円ほどで、これは毎年かかる固定費という感覚です。混合ワクチンは病院や種類で差が出るので、金額が気になる方は受診前に電話で確認しておくと安心だと思います。

ワクチンに加えて、フィラリア予防やノミ・マダニ予防の薬も同じ時期から始まります。うちは年間でまとめて動物病院から購入していますが、ポメプーのような小型犬だと、予防関連で年間1万5,000〜2万円ほどはかかる印象です。子犬を迎える前に、こうした継続的にかかる健康費用まで見込んでおくと、あとで慌てずに済みます。詳しい寿命と健康管理の考え方は、ポメプーの寿命と健康管理の記事でもまとめているので、長く一緒に暮らすイメージづくりに読んでみてください。

ちなみに、こうした費用や接種記録は、最初から1冊の健康手帳にまとめておくと管理がぐっと楽になります。うちは鑑札・注射済票・接種証明書を全部そこに入れていて、引っ越しや急な通院のときにも一発で出せるようにしています。

散歩デビューはワクチン完了後!子犬の社会化と両立するコツ

子犬の散歩デビューは、最後の混合ワクチンから2週間ほどたって、しっかり免疫がついてからが基本です。抗体ができるまでには時間がかかるので、焦って早く外に出すと感染症のリスクが上がってしまいます。

とはいえ、この時期は外の世界に慣れる「社会化」にとってとても大事な時期でもあります。ここで悩ましいのが、「感染予防のために外に出したくない」と「社会化のために色々な刺激に慣れさせたい」がぶつかること。そこでおすすめなのが、散歩デビュー前に抱っこで外の空気に触れさせる方法です。地面を歩かせなければ感染リスクを抑えつつ、車や人の音に慣れてもらえます。

うちのパフィは、混合3回目が2月27日だったので、いきなり散歩ではなく、まず2月末から庭でリードに慣れる練習を始めました。最初の数日はハーネスを本気で嫌がってコロコロ転がって脱ごうとして、「これは大変なやつだ」と焦ったのを覚えています。それでも毎日少しずつ装着時間を伸ばして、3週間ほどで普通に歩けるように。本格的な散歩デビューは3月末で、ちょうど最後の接種から1ヶ月後くらいの、教科書どおりのタイミングになりました。

北陸の雪深い地域に住んでいることもあって、冬のあいだはなかなか外に出られず、社会化が遅れないか心配でした。そんな日はリビングでボール遊びをしたり、抱っこで玄関先まで出たりして、できる範囲で刺激を補っていました。「散歩できない子」ではなく「まだ経験が足りないだけ」と捉えて、家の中から段階的に進めるのが正解だったと、今になって思います。散歩や社会化を含めたポメプー全体の育て方は、ポメプーの飼い方(性格・特徴・飼い方)の記事にもまとめています。

2年目以降のワクチンは毎年必要?成犬になってからの考え方

2年目以降のワクチンは毎年必要?成犬になってからの考え方

2年目以降は、狂犬病ワクチンは毎年の接種が義務、混合ワクチンは1年後の追加接種のあと、毎年または数年ごとに獣医師と相談しながら続けるのが基本です。子犬期のように何度も通う必要はなくなりますが、ゼロにはなりません。

混合ワクチンについては近年、抗体価検査という選択肢も広がっています。これは血液検査で「今どれくらい免疫が残っているか」を測り、必要なときだけ打つという考え方です。毎年打つか、検査して判断するかは、犬の年齢や持病、生活環境によって変わるので、かかりつけの先生と方針を決めるのが安心です。一方で狂犬病ワクチンは法律上の義務なので、抗体検査で接種を省くことは原則できません。体調などでどうしても打てない場合は、獣医師の診断のもとで猶予を判断してもらう形になります。

うちのパフィも、成犬になった今は5種混合と狂犬病を毎年続けています。ありがたいことに、動物病院から接種の時期になるとハガキで知らせが届くので、僕はそれを見て予約するだけ。2026年4月に狂犬病を打ったときは、ついでに体重を測ってもらって5.12kgでした。同じ病院にずっと通っていると、注射のついでに膝(パテラ)の触診までしてくれて、健康全体を見てもらえるのが本当に助かっています。かかりつけを1つに固定しておくのは、子犬のうちから続けてよかったことの一つです。

子犬のワクチンで後悔しないために

子犬のワクチンスケジュールは、混合3回+狂犬病が基本ですが、現実には「お迎えの時点でどこまで済んでいるか」を引き継ぐところから始まります。うちのパフィのように1回目を済ませて迎える子も多いので、まずは接種証明書を確認して、残りの回数と種類、次の予約を「お迎えワクチン引き継ぎ3チェック」で整理してみてください。

そして接種後は、副反応に備えて午前中にすぐ相談できる体制で受け、お風呂と散歩は完了から少し待つ。散歩デビューはワクチン完了後ですが、その前から抱っこ散歩で社会化を進めておくと、外デビューがスムーズになります。我が家も息切れの副反応で焦ったり、子犬時代の記録をきちんと残せていなかったりと、反省も多い飼い主です。だからこそ、この記事が同じ不安を抱える方の安心材料になればうれしいです。最終的なスケジュールや種類は、必ずかかりつけの獣医師に相談しながら決めていきましょう。