商品について

ブルーデオS型は、A4の紙を立てたくらいの大きさの空気清浄機です。フジコーの商品ページには、においや菌を光触媒で分解する方式で「外部にイオン、オゾン、次亜塩素酸等を一切排出せず」と書かれています。部屋に何かを出してにおいを消すのではなく、吸い込んだ空気を本体の中で処理して返す作りです。

犬が一日じゅう同じ部屋にいる家なら、部屋に何が出ているのかは気になるところだと思います。

ただ、正直に書いておくと、楽天レビュー127件のうち犬の話は8件しかありません。猫も7件です。花粉や寝室の空気のために買った人が多く、犬の家での評価はまだ積み上がっていません。僕も使っていないので、このページでは、8件の中身と仕様の数字から、犬のトイレの横で使えるかを確かめます。

何も出さないかわりに、においは吸い込んだ分しか取れません

項目内容
方式光触媒(近紫外線LED)+洗える集じんフィルター
推奨床面積約8畳
サイズ幅187×奥行145×高さ268mm
重さ約1.3kg(ACアダプター除く)
運転モード弱 / 標準 / 強
風量0.10 / 0.24 / 0.70 m³/分
運転音21 / 26 / 46 dB
消費電力6.4 / 6.9 / 12.5 W
電気代(24時間)約4.8円 / 約5.1円 / 約9.3円
原産国日本
価格25,795円(この店は5年保証付き)

外に何も出さない方式は、裏を返すと、本体に吸い込まれた空気のにおいしか取れないということです。だから効き方は風量で決まります。

8畳を約13㎡、天井を2.4mとすると、部屋の空気は約31m³です。ブルーデオの強は毎分0.70m³、1時間で42m³なので、部屋の空気がおよそ1時間に1回半通る計算になります。弱だと1時間で6m³しか通らず、部屋ひと回り分に5時間ほどかかります。

この数字は、★3のレビューとよく合っていました。

寝室(四畳半)で使うために購入。最初の2日はあまり効果を実感できなかったが、扇風機で空気を軽くかき混ぜながら使用してみたら、部屋に入った時に空気の違いを感じた。部屋が狭いので小型の物を求めたが少し工夫が必要。

上位機種も使っている人は、「小型製品ですので、6畳未満のお部屋、シューズインやウォークインのクローゼット、トイレなどに設置するのがオススメ」「即効性のある空気清浄を求めるのは難しい」と書いていました。部屋全体を一気にきれいにする機械ではなく、においの出る場所の近くで、ずっと回しておく機械なんですよね。

犬の話8件のうち、効いたと書いたのはトイレの近くに置いた家です

犬の8件を読むと、満足している人はにおいの出どころの近くに置いていました。

愛犬のトイレトレーのそばに置きました。音が静かで、小さい割によく消臭してくれているようです。

リビングに置いて、部屋に入ったときのにおいが変わったという★5もあります。

届いて1週間になり、リビングに入ったときのペットの犬臭が気にならなくなりました。弱運転で音は気になりません。冷蔵庫の方が気になるくらい。 もう1台寝室用に欲しくなりました。

反対に、頭数が多い家では手ごたえがはっきりしなかった★3がありました。

コンパクトですごく驚いた。(中略)効果はよくわからないけれど、コンパクトがとても気に入ったので、買い替えに追加をしたいくらいでした。 わんこ多頭飼いしているので、空気清浄機は必需品です。

127件で唯一の★1も、においが取れなかったという話です。「機械の送風は多いですけど、匂いは消えません!」とあります。何の匂いかは書かれていませんでした。

おもしろかったのは、どこでこの機械を見たかを書いたレビューです。動物病院で見た、広告が出ていたという人が3人、トリミングサロンですすめられたという人が1人いました。

犬と猫を飼っています。 トリミングサロンの方がこちらを使っており、おすすめされて購入しました。また近くの内科でも置いてありました。

静かなのは弱と標準で、強の46dBは寝室だと気になります

音については、AI要約でも静かという声が37件、気になるという声が7件です。中身を読むと、気になると書いた人の多くは強(レビューでは「ターボ」と呼ばれています)の音の話でした。枕元に置いたら標準でも気になった、という★4も1件あります。

小さくて軽いです。ブルーライトも消せるので寝室に置けます。ただターボの音はかなり気になります。

弱の21dBについては「10cmぐらいまで近づいてようやく稼働しているのが聞こえる」、標準の26dBは「冷蔵庫の稼働音と同じくらい」という表現がありました。犬が寝ているそばで回すなら、弱か標準で回しっぱなしにして、強は人も犬もいない時間に使う、という分け方が現実的です。

吸い込み口の青いライトは消せます。一方で、タイマーとにおいセンサーはありません。「においに応じて自動で強弱になるともっと良い」「ニオイセンサーは付いていないので、運転の強弱は手動」という★4が付いていて、運転はすべて手で切り替えます。

フィルターは交換ではなく、お手入れランプが付いたら掃除機でホコリを吸う作りです。交換部品は基本的にいらない、とメーカーは書いています。ただ、「フィルター交換なしとなってたと思い購入しましたが、届いて開けたらフィルター交換が必要ありそうな商品でした」という★4もあって、見た目で戸惑う人はいるようです。

日本製で5年保証が付くので、長く回す前提なら損をしにくいです

この店(美とくらし)は、注文に無料の5年保証を付けています。保証書は購入後に保証会社から届く仕組みで、「5年保証の書類はいつ届くのでしょうか?」という★4もありました。届いたらしまっておく書類が1枚増えます。

5年保証に触れたレビューは9件ありました。フィルターを買い足さず、弱運転なら電気代は1か月で約144円です。25,795円を5年で割ると1年あたり約5,200円になります。

こんな犬・飼い主に向く/向かない

向いているのは、犬のトイレの横や寝室など、6〜8畳までの場所でずっと回しておきたい人です。部屋に何も出さない方式、弱21dBの静かさ、1.3kgの軽さは、犬がそばで寝ている場所に置くときに効いてきます。

向かないのは、リビング全体の犬のにおいを1台でまとめて取りたい人と、多頭飼いの家です。風量の数字からも、レビューからも、広い部屋を短時間で変える機械ではありません。

うちのパフィはトイレが家に3箇所(サークルの中・リビング・寝室)あります。トイレの横に1台ずつ置く使い方をこの機械でやろうとすると、3台で77,385円です。そう考えると、まず「いちばんにおいが気になる1箇所」を決めて、そこに置く1台目として選ぶのがいいと思います。トイレの置き場所の考え方は犬のトイレの置き場所の決め方にまとめています。

部屋に何も出さない空気清浄機を、犬のトイレの横で静かに回したい人なら、日本製で5年保証まで付くこの1台は、選んだあとに迷いが残りにくいはずです。