商品について
空気清浄機と脱臭機を14台調べて、レビューに犬の話がいちばん多く出てきたのがこのPLAZIONでした。楽天の263件のうち76件、29%が犬の話です。猫の話も86件あって、多頭飼いの家のレビューがずらっと並んでいます。
僕はこの脱臭機を使っていません。なのでこのページは、263件を全部読んで、犬の多い家で毎日回し続けるとどうなるかを拾い直したものです。先に結論を言うと、交換部品を買い足さずに何年も回せる作りは本物でした。そのかわり、1日1回、1時間半だけ脱臭が止まる時間があります。
犬の話は263件中76件で、大型犬や多頭飼いの家が選んでいます
犬種や頭数まで書いたレビューを読むと、小型犬1匹の家より、においの量が多い家が目立ちました。ラブラドール、ゴールデンレトリバー、シェパードの家の声があり、大型犬に触れたレビューは6件です。
ラブラドールの子犬を迎え、しょっちゅうするウンチとおしっこに我が家25畳程あるのですが、家中臭い。。。(中略)そしたら、アンモニアの匂い、全くしなくなりびっくり!ウンチの匂いはやっぱり消すのに時間かかりますが、強力送風にしておくと、15分くらいで消えます!
25畳で使っている人がいる一方で、頭数が多いと1台では足りなかったという声もあります。
現在、小型犬を2匹飼っています。(中略)わが家の場合、においが強烈過ぎたのか、電源オンにして即消臭にはなりませんでした。数時間して、においが薄らぎ、空気がキレイになっているなぁと実感しました。(中略)3匹以上飼っている方は、2台必要なんじゃないかと思いました。
2台目・3台目を買い足した、同じものに買い替えたというレビューは26件ありました。「1台目が8年使用したので買い替えました」(犬3匹の家)、「愛犬が9歳になり、脱臭機も9年目で効果がなくなってきた」という声もあって、長く使われている機械なのがわかります。
脱臭フィルターは毎日ヒーターで戻すので、交換部品を買わずに済みます
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 脱臭方式 | 高速メガフィルター(金属酸化触媒)、オゾンユニット、消臭成分放出(低濃度オゾン) |
| 適用床面積 | 〜20畳(発生源の量による) |
| 本体サイズ | 幅274×奥行262×高さ643mm |
| 質量 | 6.5kg |
| 運転モード | 弱 / 標準 / 強 / 急速 / 脱臭フィルターオートクリーン |
| 集じん | 集じんフィルター(水洗い可) |
| 電源コード | 2m |
| 付属 | デコレーションシール、交換用集じんフィルター1枚(この店のセット) |
脱臭フィルターは約24時間ごとにヒーターで温められて、においを取る力が戻る仕組みです。メーカーはこれを「脱臭フィルターオートクリーン」と呼んでいて、脱臭フィルターの交換はいりません。犬や猫の毛やホコリを受ける集じんフィルターも、水洗いして使い続ける前提です。
買った人がこの点をどう受け取ったかは、レビューにはっきり出ていました。
オス猫の粗相が酷いので 匂い対策に購入。(中略)1番気に入ってるのが フィルターが 自分で洗えるので 助かります。以前の空調は フィルター交換があり フィルターが高いので こちらの商品は コスト的にも満足です。
ただ、集じんフィルターは永久に使えるわけでもありません。2017年の★4には「洗ってるうちに黄ばみ・縮む」、2019年の★4には「1台目のフィルターが毛羽立ってきた」とあります。犬の毛が多い家なら、半月に1回洗っているという人もいました。この店のセットに交換用の集じんフィルターが1枚付くのは、そのためのものだと思っておくとよさそうです。
1日1回、オートクリーンの1時間半は脱臭が止まります
フィルターを温め直しているあいだは、脱臭の運転が止まります。今年5月の★3が具体的な時間を書いていました。
犬の匂いが気になる季節となり購入しました。本間20畳の部屋で使用していますが、あまり効果が感じられません。また、運転時間22.5時間毎に脱臭フィルターオートクリーン運転時間が1.5時間は長過ぎだと思います。
おもしろいのは、この止まっている時間に「においが戻ったから、普段は効いているとわかった」と書いた人が4人いたことです。
使って1週間ほどです。犬を多頭飼いしており、特にリビングに置いているトイレの臭いがひどく購入しました。 はじめは、効いてるのかなーと不安でしたが、つけっぱなしにしていると勝手に始まる1時間半ほどのオートクリーンの時に臭いが急にキツくなるので、やっぱり動いてる時はちゃんと臭いが取れてるんだと実感しました!!
レビューを読む限り、オートクリーンは使い始めた時刻から約24時間ごとに来ます。来客の時間や、帰宅してリビングに入る時間とかぶると、いちばん効いてほしいときに止まっていることになるんですよね。電源を入れる時刻をずらせば、止まる時間帯もずらせるはずです。
ほかに、操作まわりの不満もあります。リモコンがなく、においに合わせて自動で強くなるモードもありません。「帰宅後臭い中、強力ボタンを手動で押さないといけません」という★4がありました。ボタンは本体の天面にあって、チャイルドロックがありません。猫が上に乗ってモードが変わる、電源が切れるという話が8件ありました。8件とも猫の家の話で、犬の家からは出ていません。
オゾンを出す機械ですが、本体のにおいに触れたレビューは3件でした
PLAZIONはオゾンを使う脱臭機です。触媒フィルターで取りきれなかったにおいをオゾンユニットで分解し、さらに低濃度のオゾンを部屋に出して、カーテンやソファに付いたにおいにも働きかけます。どのくらいの濃度かは、商品ページには「低濃度」とだけ書かれていて数字はありません。
263件のうち、本体から出るにおいについて書いたのは3件でした。「最初は若干オゾンっぽい匂いがしてましたが、今は全くです」という★1、「犬臭さは軽減しましたが消臭の匂いが独特です」という★3、それから「気になるオゾン臭も無く」という★5です。同じオゾン式でも、楽天のオーシーアール OZ-3はレビューの26%がオゾンのにおいに触れていたので、出している量の感覚がだいぶ違うのだと思います。
人のオゾンの基準としては、日本産業衛生学会が許容濃度0.1ppmを勧告しています。これは働く人が1日8時間吸う前提の数字で、犬のための基準ではありません。犬は床に近いところで過ごしますし、レビューには本体のすぐ横で猫が寝ているという声もあります。吹き出し口は本体の上なので、犬の寝床やケージにぴったり付けるより、トイレの横など「においが出る場所」に置くほうが、この機械の作りには合っていると思います。
こんな犬・飼い主に向く/向かない
向いているのは、犬が複数いる家や大型犬の家で、リビングに据え置いて何年も回したい人です。20畳まで、脱臭フィルターの交換なし、集じんフィルターは洗って使う。消耗品を買い続けなくていいのは、においの量が多い家ほど効いてきます。
向かないのは、来客や帰宅の時間に確実に効いていてほしい人と、天面のボタンを触られたくない人です。前者はオートクリーンの1時間半、後者はチャイルドロックがないことが理由です。6.5kgで高さ64cmあるので、犬が走り回る通り道に置くと倒される心配もあります。「本体が軽いので倒れたりしないか不安」という★5もありました。
レビューの8割近くは、2024年3月より前の型番(HDS-302Gなど)に付いたものです。今のHDS-302Rは後継機なので、脱臭の仕組みとオートクリーンの考え方は同じです。また、メーカーは2026年1月に富士通ゼネラルからゼネラルへ社名を変えていて、楽天の店のページはまだ「富士通ゼネラル」の表記のままです。
部屋に置いたトイレのにおいは、消臭スプレーだけでは追いつかないことがあります。スプレーで届くにおいと届かないにおいは犬の消臭スプレーの比較にまとめています。犬が2匹以上いてスプレーでは足りなくなってきた家なら、交換部品の要らないこの脱臭機は、毎月の出費を増やさずに試せる1台です。
