商品について

最初にはっきり書いておくと、これは人間用の足元ヒーターです。デスクの下で足を3方向から囲って温めるためのもので、ペット用品ではありません。

商品説明には「人間だけでなく、猫や犬などの防寒対策としても使用できます」と書かれています。ただ、楽天レビュー305件を全部読んで、犬に使ったとはっきり分かるのは2件だけでした。猫の話のほうが多いです。

この商品で決めることは1つで、犬の体に触れない位置に、つまりケージやサークルの外側に置けるかどうかです。パネルの温度は強で65±10℃、最高75℃まで上がります。犬が寄りかかって寝るマットとして使うものではありません。

パネルの温度は強65℃前後、最高75℃まで上がります

商品ページに書かれている数字を表にまとめます。

項目内容
形3枚のパネルをコの字に立てる折りたたみ式
広げたサイズ幅96cm(28cm+40cm+28cm)×高さ52cm
温度強65±10℃/中55±10℃/弱45±10℃(最高75℃)
消費電力160W
安全装置3時間で自動オフ、45°以上傾くと自動オフ、上下逆さまでは電源が入らない
付属品毛布1枚(色はランダム)、ストッパー3個
保証購入後6か月(レビューを書くと1年に延長)

電気代は説明文では1時間約3.8円、画像では約4.3円と書かれていて、ページの中でも数字がそろっていません。

気をつけたいのは温度です。消費者庁の資料では、44℃で3〜4時間、46℃で30分〜1時間、50℃なら2〜3分で皮膚が損傷を受けるとされています。弱でも45℃前後なので、犬がパネルに体をくっつけて眠る置き方はしない、というのが僕の考えです。

犬に使った2件のうち1件は、ケージの囲いとして買っていました

305件のうち、犬の話はこの2件です。

コンパクトで使い勝手が良さそうです。犬のゲージの囲いに使う様に購入 ワンちゃんも暖かいのが気に入ってます。 付属の説明書と実際の品物が異なるのが少し難点てました。

ケージの外側をパネルで囲えば、パネルと犬のあいだにケージの柵が入ります。体に直接当てずに、周りの空気ごと温める使い方です。

強でつかっても 個人的には ほんのり温かいぐらいに感じます ブランケットと、合わせて使うと温かさが少し増します ワンコが居ますが 今のところヤケドなどの心配はなさそうです

こちらは飼い主が自分の足元で使っていて、犬が同じ部屋にいるという話です。「ペット」とだけ書いたレビューも6件あり、「ゲージを囲うように夜使っています」「ペットの折りたたみゲージ用に購入しました」と、囲いとして使う人がほかにもいました。

うちのパフィの場合、人間用のセラミックヒーターをサークルの外に置いて、離れたところから中を温めていました。留守中はいつもより少し離してつけています。パフィはそれが気に入ったのか、いつもヒーターの前で寝るようになりました。今も使っています。

このパネルヒーターをケージの外に立てる使い方は、その考え方と同じです。ただ、柵のすき間から鼻先や前足がパネルに届くなら意味がありません。柵とパネルのあいだは少し空けて、犬が触れられない距離にしておくのがいいと思います。

★3以下30件の不満は、コードの短さとにおいに集まっています

★の内訳は★5が166件、★4が109件、★3が24件、★2が3件、★1が3件。★3以下は30件で、全体の9.8%です。

楽天のAI要約では、においに触れた14件のうち11件が指摘側、コードの長さに触れた17件のうち15件が指摘側でした。ほめる声より文句のほうが多い、珍しい項目です。

コンセントコードが短いため使用するには延長コード必須だと思いました。倍以上の長さがあると使い勝手が良かったと思います。

届いて早速使用しようとしましたが、コードが思った以上に短かったため使用はまだできていない。延長コードが必須かと。

コードが短いと、コンセントのすぐ近くにしか置けません。ケージの位置が壁のコンセントから離れているなら、延長コードも一緒に用意しておく必要があります。パフィはパソコンやホットカーペットのコードをかじったことがあるので、延長コードを床に這わせるならケージの中から届かない位置を通します。

コードが抜けやすいという声もありました。

コードがすぐ外れてしまうので、暖かくないなと思うと外れてる…の繰り返しらしく、とても残念です。

においは使い始めに出る、という書き方がほとんどです。

付けるとやはり匂いが結構します‥ 構造上放熱されるのか、期待してたほど暖かくないですが、ほんのりじんわり効きます。

猫ちゃんの為に購入、ほんのり温かいのでお気に入りで早速寝てくれます。新品の臭いは…消えるまで気になりそうです。

犬は人より鼻がきくので、届いたら犬のいない部屋で何度か通電して、においが落ち着いてから使うのが無難です。

もう1つ、犬に使うなら知っておきたいのがこの★3です。

全体的に暖かいですが、下から約15cm熱源が入っていないため足首辺りは冷たいままです。

床に寝そべる小型犬の高さは、ちょうどこの15cmに入ります。パネル自体を犬の寝床に近づけるのではなく、ケージ全体の空気を温める道具として見たほうが期待とずれません。

3時間で切れるので、留守番中ずっとは温められません

安全装置として3時間の自動オフタイマーが付いています。人が使うぶんには切り忘れ防止になりますが、犬の留守番に使うと、出かけて3時間後には止まります。ページには留守中に使ってよいとも悪いとも書かれていません。

うちは留守中もセラミックヒーターをつけていますが、距離を普段より空けています。このパネルヒーターを留守番の暖房として当てにするより、人がいる時間にケージの外から足す暖房として使うほうが合っています。

同じ型番の商品を、別の店がKUNGIXの名前で売っています

商品ページに載っているPSEの試験書類の型番はTA70020です。同じS-TA70020-GYという型番の3面タイプを、triple shopがKUNGIXのブランド名で売っていて、そちらのラベルにはメーカーとしてウイングル株式会社の名前があります。

ただ、温度の書き方はこちらが「強65±10℃」、KUNGIX側が「強70±5℃」と違っていて、同じ中身だと言い切れる材料はありません。3面と5面を比べたいならKUNGIXのパネルヒーターのページも見てください。

この商品が向く犬・向かない犬

向いているのは、次のような家です。

  • ケージやサークルで寝る小型犬で、その外側を囲って空気を温めたい
  • 飼い主のデスク下と犬のケージ、両方で使い回したい
  • 延長コードを犬の届かない場所に通せる

向いていないのは、次のような場合です。

  • 犬が直接乗ったり寄りかかったりして寝るマットがほしい(ペット用の低温ヒーターのほうが合っています)
  • 留守番中ずっと暖房を入れておきたい(3時間で切れます)
  • 柵のすき間から前足や鼻がパネルに届くケージ
  • コードやパネルの布をかじる時期の子犬