商品について

早食い防止食器を買った人がいちばん多く書いている不満を知っていますか。「効かない」ではなく、「届いたら大きすぎた」です。

同じジャンルの売れ筋4点、レビュー2,397件を全件読んで数えたところ、大きすぎたという指摘が279件ありました。原因は単純で、安い早食い防止食器はメーカーが寸法を公開していないのです。楽天でいちばん売れている1,000円のボウルも、公式ページに直径の記載がありません。買った人が届いてから測って、レビューに書いている状態です。

リッチェルのこの食器は、そこが全部出ています。SSは直径14.7cm・高さ9.1cm・310g、Sは直径16.8cm・高さ10.1cm・400g。水容量もドライフードの目安量も耐熱温度も公開されています。

そしてもう1つ、この商品にしかない特徴があります。凹凸と高さを1つで満たすことです。

早食い防止と高さを、1つの食器で両立します

早食い対策を調べていくと、たいてい2つの悩みが同時に出てきます。ひとつは早食いそのもの、もうひとつは床置きの皿だと前かがみになる姿勢です。

うちのパフィがフードを食べてくれなかった時期、動物病院で相談したら「お皿を少しだけ背の高いものに変えてみると良いかもしれませんね」と言われました。半信半疑でダイソーの背の高い皿に替えたら、その日から食べるようになったんです。フードも量も変えていません。

ところが早食い防止食器はほとんどが床置きの平皿で、高さがありません。レビューにはこんな声もありました。

あと、高さがないので、ガムテープ一巻きの上にお皿を載せて、高さをつけています。

この食器は本体に高さがあるので、食器台を別に買わずに済みます。SSで9.1cm、Sで10.1cm。食器台を足すと3,000円前後かかるところが、1つで収まるのが実際のところの利点です。

ただし高さは万能ではありません。胸の深い大型犬では、高い食器が胃捻転のリスクを高める要因として挙がった調査があります。この食器は超小型犬用と小型犬用なので該当しませんが、中型犬以上の子に高さを足すときは別の判断が要ります。

凹凸はフードが散らばる形で、深く掘り込んではいません

底が凹凸形状になっていて、フードが散らばることで一気に飲み込めなくなります。深い溝に落とし込む迷路型とは考え方が違い、浅く広く散らすタイプです。

この違いは向き不向きに直結します。2,397件のレビューを読むと、深い突起の食器では85件が「食べにくくて食べなくなった」と書いていました。とくにマズルの短い子と、偏食ぎみの子です。

仕切りが多く食べにくそうでむしろストレスがかかりそうなので使わなくなりました。

浅く散らすタイプなら、この失敗は起こりにくくなります。逆に、10秒で完食するような食欲旺盛な子には物足りない可能性があります。迷ったら浅いほうから試すのが、食事自体を拒否させない順番です。

ゴム脚が本体と一体で、剥がれません

安いプラスチックの早食い防止食器で、サイズの次に多い不満が滑り止めでした。2,397件のうち218件。中身を読むと、シールが剥がれる話に集中しています。

裏に着いている滑り止めのポッチが取れてしまい残念です

ずっとみてないと食べ終わったら底の滑り止めゴムを取って口に入れてしまうので困っています

この食器の脚はシリコーンゴムで、あとから貼るシールではありません。剥がれて飲み込む心配が構造的に無いのが、値段の差が出ているところです。床を傷つけにくいのも同じ理由です。

お手入れは食器洗い乾燥機が使えます。耐熱温度は120℃。凹凸のある食器は溝の根元にフードが残ってぬめりの元になるので、食洗機に任せられるかどうかは毎日続くかを左右します。2,397件のうち132件が洗いにくさに触れていて、そのうち何人かは使うのをやめていました。

商品スペック

項目SS(超小型犬用)S(小型犬用)
サイズ直径14.7cm × 高さ9.1cm直径16.8cm × 高さ10.1cm
重量約310g約400g
水容量約126ml約180ml
ドライフード目安約48g約66g
JAN49456805612734945680561280

共通の仕様は次のとおりです。

項目内容
材質本体はメラミン樹脂、ゴム脚はシリコーンゴム
耐熱温度120℃
食器洗い乾燥機使用可
生産国中国

サイズ選びの目安は、1食のフード量です。SSで約48g、Sで約66gが満杯の目安なので、1食がこれを超える子はひとつ上を選んでください。突起が隠れる量まで盛ると、早食い防止の働きがほとんど無くなります。

ユーザーの声

2025年7月に発売された新しい商品で、楽天のレビューはまだ1件しか付いていません。件数は増えるので、買うときは最新の画面で確かめてください。

レビューが少ない商品をどう判断するかというと、この食器の場合はメーカーが数字を出していること自体が判断材料になります。同じジャンルで不満の上位を占めていた「大きすぎた」「滑り止めが剥がれた」「洗いにくい」の3つは、いずれも仕様を読めば買う前に避けられるものでした。

  • 大きすぎた → 直径14.7cmと16.8cmが公開されている
  • 滑り止めが剥がれた → 貼るシールではなくシリコーンゴムの脚
  • 洗いにくい → 食器洗い乾燥機が使える

逆にレビューが無いぶん、実際の食べ終わりが何分延びるかは分かりません。凹凸の深さがどれくらい効くかは、使ってみないと出てこない数字です。

こんな子に向いています

体重5kg前後までの小型犬で、早食いと食べる姿勢の両方が気になっている子。 食器台を買い足したくない、皿をかじる、毎日2回の洗い物を食洗機に任せたい。このどれかが当てはまるなら、値段の差は回収できます。

向かないのは、1食が66gを超える中型犬以上と、10秒で完食するような子です。後者は浅い凹凸では足りない可能性があるので、深い迷路型から試すほうが手応えがあります。

食後に前かがみの姿勢が気になっていて、でも食器台まで買うか迷っているなら、これ1つで両方が片付きます。2,020円は、早食い防止の皿と食器台を別々に買うより安く収まります。