この宿について
淡路島の南西、鳴門海峡を望む高台に建つ温泉旅館です。淡路島南ICから車で5分。1973年に開業して、2023年に50周年を迎えました。
犬と同じ部屋に泊まれる「ドッグルーム」ができたのは2026年1月です。それまでは別棟で預かる形だけでした。
部屋は2室だけ。別館「みよし」の和洋室307(67平米)と和室306(52平米)です。
夕食は犬と同じ個室で食べられます
温泉旅館で犬連れがいちばん困るのは食事です。会席が出る宿だと、たいてい犬は部屋で待ちます。
ここは夕食に犬を連れて行けます。専用の個室です。
ただし条件があります。クレートに入れたままで、そこから出しません。公式サイトにも楽天トラベルのプラン本文にもそう書かれています。それでも、部屋に置いて食事に行くのとは違います。
朝食は会場のハーフビュッフェなので、犬は客室で待ちます。鯛漬け丼と鯛茶漬けが出る朝食です。
夕食の内容は、うめ丸オリジナルの「玉ねぎフォンデュ鯛しゃぶしゃぶコース」、鯛の活き造りコース、鯛と淡路牛のコースなど。11月1日から3月末までは淡路島3年とらふぐのコースもあります(前日までに予約が必要です)。
犬が入れるのはドッグルームの中だけです
同伴できる範囲は狭く決まっています。公式サイトの書き方だと、犬が入れるのはドッグルームの中だけ。
ロビーなどの館内共用スペース、朝食会場、浴場には入れません。館内に入るときと廊下を移動するときは、必ずクレートかキャリーケースに入れます。抱っこでは通れません。
館内ではオムツかマナーバンドを着けます。
客室の浴室と洗面でのシャンプー、ブラッシング、入浴は禁止です。排泄物は館内のトイレに流さず、指定の場所に捨てます。
犬だけを部屋に残すときは、必ずケージか持参したクレートに入れます。長時間の留守番はできません。
10kgまで、体高30cmまでの小型犬が2匹
サイズの条件は公式サイトがいちばん詳しく書いています。体重10kg・体高30cm程度までの小型犬で、生後6か月以上。楽天トラベルのほうは「小型犬のみ」だけで、体高と月齢に触れていません。
体高30cmは、トイプードルやチワワなら収まる高さです。コーギーやミニチュアダックスフンドのように背が低くて長い子は、体重は足りていても体高で測っておいたほうが安心です。
頭数は1室2匹まで。1匹目は客室料金に含まれて、2匹目が1泊3,300円(税込)です。
ワクチンの条件は厳しめです。狂犬病と5種以上の混合ワクチンが必要で、宿泊日が接種から2週間以上1年未満の範囲に入っていないと断られます。混合ワクチンを打てない体の子には「狂犬病予防注射実施猶予証明書」の道があります。
予約したあとにやることがあります。公式サイトのフォームから同意書を送り、接種証明の画像をアップロードします。FAX(0799-39-0341)でも受け付けています。この手続きを済ませないとチェックインできません。
病気やケガの治療中、ヒート中は泊まれません。ノミとダニの駆除も条件です。
しつけの条件もはっきり書かれています。「待て」「おすわり」「伏せ」「トイレ」ができて無駄吠えしないこと。そして客室で吠え続けた場合は、別棟のドッグハウスへ移すことに同意して予約する形です。その場合は別途2,200円(税込)がかかります。
ケージと食器は宿にあります
持って行くものが少なくて済みます。公式サイトに「当施設にはケージや食器などの備品をご用意しております」とあります。トイレ用品も基本のセットが用意されています。
持参するのは、食べ慣れたフード、お気に入りの寝具やタオル、おもちゃ、リードと首輪。トイレ用品の追加分も自分で持って行きます。
犬のごはんは出ません。
ドッグランはありません。足洗い場があるかは公式サイトにも予約サイトにも書かれていないので、汚れた足を洗いたい場合は予約のときに聞いてください。客室の浴室では洗えない決まりなので、ここは確認しておく価値があります。
車で5分ほどのところに「南あわじドッグラン・飛行犬撮影所」があります。500坪ありますが完全予約制の撮影用で、自由に走らせる場所ではありません。営業は4月から10月末が9時から16時、11月から3月末が9時から15時で、30分単位の予約制です。料金はお試しのワントライが1頭2,000円から。行くなら先に電話(0799-39-1160)で押さえてください。
別棟の「ワン♪るーむ」も残っています
2026年1月より前から使われていた、別棟で犬を過ごさせる部屋も残っています。「ワン♪るーむ」という名前で、餌入れ、水入れ、ペットシート、冷暖房が付いたドッグハウスです。
1棟2,200円(税込)で1日1組限定。小型犬から中型犬まで入れます。大阪のドッグサロンfucaが監修しています。
ペットホテルではありません。チェックイン時に鍵を渡されて、自分で世話をする形です。館内に犬は入れません。
10kgを超える中型犬を連れて行くなら、こちらが選択肢になります。
温泉は炭酸水素イオンが4,690mg
泉質はナトリウム・炭酸水素塩泉です。公式サイトが挙げている数値は、炭酸水素イオン4,690mg、pH 7.55の弱アルカリ性。
源泉は2つあります。従来の「うずしお温泉」が男女大浴場の露天風呂と貸切風呂、足湯に使われ、2025年春から加わった新しい泉源「うずしお温泉 霑の湯」が大浴場の展望風呂と露天風呂付客室に入っています。
大浴場は男性が「光秀」、女性が「八重垣姫」。どちらも鳴門海峡と大鳴門橋が見える露天風呂付きです。女性の大浴場にはジャグジーバスがあります。時間は6時から9時30分と、11時30分から24時です。
貸切風呂は2つで、ヒバの「空」と岩風呂の「風」。45分2,200円(税込)で予約が必要です。
本館3階のエントランスのすぐ横に足湯があり、タオルも置いてあります。
犬は浴場に入れません。
ドッグルーム306には展望内風呂が付いていますが、楽天トラベルの注記に「展望内風呂は露天風呂ではございません。又、普通のお湯のご用意となります」とあります。温泉ではありません。
館内と客室
客室は45室(本館24室・別館21室)で、全室が禁煙、全室オーシャンビュー、全室にウォシュレットと無線LANが入っています。
ロビーは本館3階の一面ガラス張りです。ウェルカムドリンクバーが宿泊者限定で使えて、15時から22時と翌朝7時から10時。コーヒー、ソフトドリンク、ビール、ワインが飲み放題です。15時から17時30分がハッピーアワーになっています。
ほかに化粧水やヘアミルクが使えるアメニティーバー、売店、マッサージチェアが2台の湯上り処、カラオケルーム2室、卓球。陶芸体験(手びねり3,000円・電動ろくろ4,000円)もできます。
バリアフリーの対応も揃っていて、車椅子のスロープと貸出、大浴場の手すり、シャワーイス、筆談用のタブレットがあります。
アクセス
神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南ICから約5分。ICを出て右、阿那賀方面です。徳島空港からは約30分です。
電車はJR三ノ宮駅から乗り換えて福良行きの高速バスに乗り、「陸の港西淡」で降りて無料送迎です。送迎は要予約です。迎えは陸の港西淡発が15時30分と16時30分、送りはうめ丸発が9時30分と10時20分です。
「うずループ シャトル」という無料の周遊バスも走っています。道の駅福良と道の駅うずしおを回ってうめ丸に着く便です。
駐車場は乗用車50台で無料です。
チェックインは15時、チェックアウトは10時。最終チェックインは公式サイトが20時、楽天トラベルが19時と書いているので、遅くなりそうなら電話を入れてください。入湯税が別途かかります。
兵庫のほかの宿は兵庫の犬と泊まれる宿一覧から探せます。
泊まった人の声
楽天トラベルが4.51で1,092件、じゃらんnetが4.5で1,687件です。じゃらんではハイクラスの扱いになっています。Yahoo!トラベルには宿泊予約の掲載がありません。
楽天の項目別は、夕食4.58、温泉・お風呂4.58、朝食4.52、ロケーション4.51、部屋4.39、設備4.38、清潔さ4.41、接客・サービス4.34。食事と温泉の点が高いです。
母数は多いのですが、犬連れの投稿はまだ1件しかありません。ドッグルームができて間もないからです。その1件はじゃらんnetにある全項目5点の投稿で、家族5人と犬で泊まった人のものです。
「宿に着いた駐車場から、係の方が丁寧に対応くださり、スムーズにチェックインもできました。(中略)ワンちゃんも連れて、家族五人で行かせていただきましたが、部屋も清潔感もあり、天井の電気が梅になってたのも素敵で、掛け軸も雰囲気が良かったです。個室でのお食事でしたが、室内にお手洗い、洗面所もあり(中略)泉質が本当にスベスベで、入った瞬間にお肌が生まれ変わる感じです!リピ確実」
別棟の「ワン♪るーむ」に泊まった人の記録は残っています。2022年1月に泊まった人が、犬の部屋は3畳ほどでケージが4つと水場、備品はウェットティッシュとドライヤーだったと書いていて、最後をこう締めていました。
「ペットが同室だったらもっともっともっと楽しかっただろうなぁ。」
この声が形になったのが、2026年1月のドッグルームです。