この宿について
三重県名張市、赤目四十八滝の入口すぐの場所に建つ「四季の宿 滝本屋」は、収容70名の旅館です。滝までの近さがこの宿のいちばんの価値で、楽天トラベルのクチコミにも「旅館の前の道を使うと滝までショートカットできます」という2026年7月の投稿があります。
犬連れで泊まりたい場合は、まず電話をかけるところから始まります。
犬連れは電話で相談する宿
楽天トラベルの全プランに、こう書かれています。「以下お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。●ペットとご一緒のご宿泊ご希望のお客様。」
Yahoo!トラベルの施設情報はもう少しはっきりしていて、「ペット受け入れ予約に関してはお電話にてご案内いたします。お電話が無い場合は受け入れが難しい為、ご了承ください」とあります。
つまり、予約サイトで申し込んだだけでは犬連れの手配が済みません。犬のサイズ制限、頭数、追加料金、客室で一緒に過ごせるかどうか、食事処へ連れて行けるかは、どこにも公開されていません。行ってから「聞いていない」とならないよう、予約の前に電話で条件を確かめておきます。
裏を返せば、条件が固まっていないぶん相談に応じてもらえる余地があるとも言えます。宿の評価で最も高いのは接客で、駅までの送迎、荷物の預かり、近くの飲食店に電話して開けてもらったといった対応がクチコミに並びます。
赤目四十八滝を犬と歩く
滝側のルールは公開されています。赤目四十八滝の公式サイトが定めるペットのマナー(2015年制定、2025年1月一部改訂)は次のとおりです。
リードを付けての入山は千手滝まで。リードは短く持ち、リードなしでの入山は禁止です。千手滝より上流はキャリーバッグかリュックを使い、用意がない場合は抱き上げて通行の支障にならないよう配慮します。盲導犬・介助犬は対象外です。
ゴールデンウィーク、お盆、紅葉期の土日祝や連休など混雑する時期は、ペット同伴の入場が規制されることがあります。特別天然記念物のオオサンショウウオを守るため、糞尿の処理も求められていて、ペット用のおむつが販売されています。
入山料(渓谷保全料)は大人1,000円、小中学生500円です。
犬と一緒に行けるのは千手滝までなので、四十八滝を最後まで歩くつもりなら、キャリーに入る大きさの犬かどうかで計画が変わります。
風呂と食事
大浴場は「紅葉一番湯」の1か所。天然温泉ではなく人工のラジウム温泉です。申し出れば家族風呂としても使えます。チェックアウト後の入浴もできます(バスタオルは付きません)。
食事は1泊2食の会席で、伊賀牛が売りです。夕食は個室か、広間を可動式の間仕切りで分けた部屋で、朝食は食堂「花鳥苑」。四季会席では強肴をすき焼き・せいろ蒸し・伊賀流鍋(伊賀牛の白味噌仕立て)から選べます。伊賀牛の炭火焼き付き、ぎゅうぎゅう会席、朴葉焼き、しゃぶしゃぶといった構成もあります。連泊すると1泊目が四季会席、2泊目が伊賀牛の鍋になります。
客室は全室和室で、10畳、15畳+20畳の二間があります。風呂は共同でトイレは客室に付いています。
アクセス
近鉄大阪線の赤目口駅から三交バスで「滝口」終点まで10分、そこから徒歩3分。大阪・上本町から赤目口まで約60分、名古屋からは名張経由で特急1時間30分と1駅です。近鉄赤目口駅からの送迎があります(事前予約が必要)。
車なら大阪方面は西名阪から針IC経由でR165を通り約91km、名古屋方面は名阪国道の上野IC経由でR368からR165を通り約120kmです。
駐車場は宿泊者用が20台分で無料。宿が運営する滝寄りの観光用駐車場は1日800円(税込)です。チェックアウトは10時。現地でのクレジットカード決済はできません。
泊まった人の声
楽天トラベルの評価は4.00(69件)。項目別では部屋が4.50で最も高く、設備が3.75で最も低くなっています。
女将さんの人柄と対応、料理のボリューム、滝への近さを挙げる声が並ぶ一方で、設備の古さを指摘する投稿もあります。「旅館・客室の設備はほぼありません。自販機、部屋の冷蔵庫があると良い」「ドライヤーの風量が弱い」「シャンプー・ボディソープは持参推奨」といった内容です。
犬連れのクチコミは69件のなかに1件もありません。設備の新しさより、滝の近さと人の対応で選ぶ宿です。
料金は1泊2食の四季会席が2〜3名利用で1名17,600円台から、伊賀牛の炭火焼き付きが20,900円台からです。