この宿について
和歌山県太地町、熊野灘を見下ろす高台に建つ「グランオーシャンリュクス海熊野」は、2022年12月に開業したグランピング施設です。一棟独立の2階建てヴィラが5棟あり、そのうち3棟が「ドッグフレンドリーヴィラ」として犬と泊まれます。
この宿のいちばんの特徴は、夕食を愛犬と同じ場所で食べられることです。各棟のBBQデッキに犬も一緒に出られて、犬用のメニューまで用意されています。
犬と同じテーブルで夕食
夕食は各ヴィラ1階のプライベートBBQデッキで、フレンチシェフ監修のBBQ。和歌山みかん鶏やメカジキといった熊野の食材が並びます。デッキは全天候型なので雨でも使えます。
犬用にはComifブランドのメニューがあり、テリヤキチキンピザが1,100円。豆腐バーグやデザートを頼んだ宿泊記もあります。楽天トラベルには「1泊2食付き+愛犬も食事付き」というプランも出ています。
ただし朝食は、隣接する「花いろどりの宿 花游」のレストランでとる形で、犬は入れません。犬連れの場合は客室で食べられる朝食ボックス付きのプランが用意されているので、予約のときにそちらを選びます。
受け入れの条件
体重は35kg未満まで。以前は25kg未満でしたが、2026年6月20日に緩和されました。生後5か月以上で、1室あたり2頭まで(3頭以上は相談)。サイズが合っていても犬種によっては受け入れできない場合があります。
料金は1頭2,200円(税込・現地払い)。1年以内の狂犬病予防接種と混合ワクチンの接種証明、または抗体価検査の証明をチェックイン時に見せます。マラセチアや糸状菌などの感染性の皮膚病がないこと、室内で飼われていて吠え癖・噛み癖がないことも条件で、ヒート中は泊まれません。
犬が入れる場所と、留守番のルール
犬が行けるのは、泊まる棟の敷地内とドッグランまで。隣の花游の建物とガーデン、朝食会場には同伴できません。客室とドッグラン以外ではリードが必要で、放し飼いが見つかると宿泊を断られることがあります。
そして大事なのが留守番のルールです。この宿では犬だけを部屋に残すことができません。温泉に行くときは、1名が部屋に残る決まりになっています。2名以上で行くなら交代で入る段取りに、ひとり旅なら温泉をどうするかを考えておく必要があります。
室内では玄関の足ふきシートで足を拭いてから上がります。客室でのシャンプーとブラッシングはできません。
ドッグランとドッグプール
ヴィラに併設されたドッグランはリードを外して遊ばせられます。2026年6月8日からはドッグランエリア内にドッグプールが開き、8月31日まで営業しました。2025年10月にはペット用の酸素カプセル「O2 PET」も導入されています。
備品はサークル、食器、給水ボトル、ウェットティッシュ、粘着ローラー、消臭スプレー、トイレシート、汚物入れ、エチケット袋と10種類以上。
楽天トラベルのクチコミには「ドッグランの草が伸び放題だった」という指摘もあります。手入れの状況は時期によりそうです。
ヴィラと温泉
ヴィラは1棟46㎡の2階建てで、最大4名。船をモチーフにした造りで、全棟がオーシャンビューです。セミダブルベッドが4台、アメニティはTHREE、シャワーヘッドはReFa。テレビは置かれていません。2026年6月からは5棟まるごと貸切のプランも始まりました。
温泉は隣接する「花いろどりの宿 花游」の太地温泉を無料で使えます(15時から23時、翌6時から9時)。大浴場が2階、露天風呂が1階です。犬は同伴できないので、前述のとおり誰かが部屋に残ります。
夏はガーデンプールも宿泊者は無料。2026年は6月8日から8月31日まで、8時から17時の営業でした。
アクセスと周辺
JR紀伊勝浦駅から車で約15分。予約制の無料送迎バスがあり、紀伊勝浦駅前の海産物センターが発着場所です。車なら大阪市内から約3時間30分、紀勢自動車道のすさみ南ICから約60分。駐車場は約50台分で無料です。チェックインは15時から22時、チェックアウトは10時。
海沿いの立地で、くじら浜海水浴場までは車で1分。太地町立くじらの博物館は歩いてすぐ、海上遊歩道の「くじらの海」は車で2分です。那智の大滝や熊野那智大社までは車で25分ほど。熊野那智大社は参道と境内なら犬連れで参拝できます。
泊まった人の声
評価は楽天トラベルが4.18(36件)、じゃらんが4.6(5件)。オーシャンビュー、静かな環境、フレンチBBQの味、焚き火でのマシュマロ、スタッフの対応が挙がっています。不満としては、トイレと洗面所が1階だけで不便、リビングの段差、テレビがないこと。
犬連れの投稿では、一緒に食事ができること、床材が犬にやさしいこと、何度でも散歩に出られることが好評です。一方で、朝食に犬が入れないので別対応が必要という声もありました。