商品について
アイリスオーヤマのペット用防臭袋PBBは、袋そのものを7層構造にしてにおいを通しにくくしたうんち処理袋です。サイズはSS(17×27cm)、S(20×30cm)、M(23×38cm)の3つ。楽天のレビューは43件で評価4.74、アイリスオーヤマ公式通販のアイリスプラザでは55件で4.76でした。
うちのパフィ(ポメプー・2歳・5.12kg)と暮らして2年半、散歩のうんちも部屋のペットシーツも、ずっとシモジマの食パン袋(半斤用・1枚約3円)で処理してきました。袋を使うのは月90回前後で、月あたり約270円。安いし、口をねじれば散歩の帰り道は困りません。困るのは燃えるゴミが週2回しかないことのほうで、出した直後に散歩した日は、うんち入りの袋を2〜3日は家のゴミ箱に置くことになります。夏場にフタを開けて「うっ」となるのはこの時間です。
それで防臭袋を調べはじめて、最初に行き着いたのがBOSでした。ただ1枚約8.1円で、うちの使い方だと月700円を超える。2年迷ったまま買えていません。そこで第2候補として調べたのがこの商品です。雑誌『LDK』が犬用エチケット袋6商品を比べたテストでは、防臭力5.00のBOSに次いで4.00の2位。値段が下なら乗り換える価値があるかも、と思って価格を確認したら、想像していたのと少し違う形をしていました。
SS・S・Mが3サイズとも1,630円。だから1枚あたりは倍以上ひらく
楽天のPet館では、SS・S・Mのどれを選んでも税込1,630円です。ところが入っている枚数はSSが200枚、Sが170枚、Mが90枚。同じ値段なのに枚数が違うので、1枚あたりはこうなります。
| 選び方 | 枚数 | 価格(税込・送料込) | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| SSサイズ | 200枚 | 1,630円 | 約8.2円 |
| Sサイズ | 170枚 | 1,630円 | 約9.6円 |
| Mサイズ | 90枚 | 1,630円 | 約18.1円 |
| SSサイズ×2個セット | 400枚 | 2,981円 | 約7.5円 |
| Sサイズ×4個セット | 680枚 | 5,880円 | 約8.6円 |
| Mサイズ×5個セット | 450枚 | 6,980円 | 約15.5円 |
SSとMで、1枚の値段が2.2倍ちがいます。防臭袋を「1枚いくら」で比べる癖がついていると、ここでけっこう損をします。しかも単品を1つだけ買った場合のSSの約8.2円は、BOSのSS(200枚1,617円=約8.1円)とほとんど同じ。安さで選ぶつもりなら、セットまで下りないと差が出ません。SSの2個セット400枚で1枚約7.5円、ここでようやくBOSを下回ります。
ちなみにアイリスオーヤマ公式のアイリスプラザでは単品1,800円(送料無料)でした。楽天のほうが170円安い、という珍しい形になっています。
サイズはうんちの大きさではなく、拾い方で決まる
PBBの寸法はSSが17×27cm、Sが20×30cm、Mが23×38cm。BOSのSS・S・Mとまったく同じ数字です。並べて比べたとき、サイズで迷う要素は実質ありません。
サイズ選びで効くのは体重よりも拾い方のほうだと思っています。袋に手をすっぽり入れて直接つかむ人はワンサイズ上、ティッシュやトイレットペーパーで拾ってから袋に入れる人は小さめで足ります。うちは後者で、パフィのうんちは小さいのでSSで収まる計算です。
レビューを読むと、この判断はけっこう外されています。Sを買った方が「使い勝手は良かったですが、Mのほうが更に良かったかも。次はMを購入予定」、SSを買った方が「3匹いるのでもうワンサイズ上でもよかった気がします」と書いていました。迷ったら大きいほうが後悔が少ないタイプの商品です。ただし前のセクションのとおり、大きいサイズほど1枚あたりは高くつきます。
もうひとつ、SSでペットシーツも処理できるかは気になるところでした。レビューには「SSサイズはペットシーツを入れるとギリギリ感はありますが入るので満足してます」という声があります。うちは薄型のシーツを1日3枚使っているので、ここは実際に入れてみないと判断できない部分です。
袋が「カシカシ」して伸びない
いちばん参考になったのは、他社の防臭袋から乗り換えた方の★4レビューでした。
袋の材質は、カシカシしたタイプで全く伸縮性がないです…。個人的に柔らかくて伸縮性のある袋のほうが散歩では使いやすいのでこちらは別の用途で利用したいと思います。
防臭袋のレビューでここまで質感に踏み込んだ声はめずらしくて、読んで初めて「そこは店頭で触らないとわからないな」と気づきました。散歩中に片手で袋を広げて口を結ぶ動作を毎日やるなら、伸びない袋は好みが分かれるはずです。
逆の評価もあって、「指で掴んだ時に滑りにくい素材で捲りやすいです」「ロールタイプは最初のシールのところで破れたりしてモタモタしてたけど、こちらは取り出しやすい」という声もありました。張りがあることが、1枚ずつ取り出す場面ではプラスに働いているようです。同じ性質を人によって長所とも短所とも書いている、というのが実際のところだと思います。
色は白の1色のみ。「白色なので透けるかな?と思いましたが、気になりませんでした」という声が複数ある一方で、「白以外があったら嬉しい」「トイレのサニタリーのゴミには少し透けるのが気になります」という書き込みもありました。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ペット用防臭袋 PBB |
| ブランド | アイリスオーヤマ |
| 型番 | PBB-SS200 / PBB-S170 / PBB-M90 |
| 構造 | 7層構造 |
| サイズ(1枚) | SS 幅約17×長さ約27cm / S 幅約20×長さ約30cm / M 幅約23×長さ約38cm |
| 入数 | SS 200枚 / S 170枚 / M 90枚 |
| 厚さ | 約0.02mm |
| 1枚あたりの質量 | SS 1.8g / S 2.2g / M 3.2g |
| 原料樹脂 | ポリエチレン、他 |
| 耐冷温度 | −30℃ |
| 色 | 白 |
| 使用用途 | 散歩、ペットシーツ、猫砂など |
| 捨て方 | 中身を入れて口を結び、お住まいの地域のルールに従って可燃ゴミへ |
食品を入れる用途には使えません。猫砂は種類によって可燃ゴミに出せない場合があるので、自治体の区分を確認してください。
耐冷温度が−30℃と書かれているのは、うちのように雪の積もる地域だと地味にありがたい数字です。冬は玄関の外に出したゴミ箱で袋が凍ることがあって、安いポリ袋だと固くなって裂けることがあります。
ユーザーの声
楽天のレビュー43件の内訳は、★5が34件、★4が8件、★3が0件、★2が1件、★1が0件でした(2026年8月15日時点)。中間評価がほとんどなく、ほぼ全員が満足しているタイプの分布です。
高評価の声
- 「臭いが袋の外に漏れないので可燃ごみの日に安心して片付ける事ができます」
- 「色々なタイプの袋を試しましたが、これが一番臭いをカットしてくれて、助かっています」
- 「百均のを使用してましたが こちらの方がコスパも良いですね」「近所のお店より安いのも助かります」
- 「ゴミの日まで外のゴミ箱に入れてますが、二重だから全然臭わないです」
- 「長年、愛用しています」「常にリピート買いしてます」という長期リピーターが複数
猫のトイレ、赤ちゃんのおむつ、生ゴミに使っている方も目立ちました。犬用として買って、家じゅうのにおうゴミに使い回すパターンが多いようです。
気になる声
- 唯一の★2は「ゴミ箱が優秀で外に臭いは漏れてきませんが、ゴミ箱開けるとかなり臭います。これだったら有名100均の袋と変わらない」(猫2匹の排泄物に使用)
- 「真夏だと少し臭いましたが 基本的に今まで使用してたうんち袋よりは はるかに臭わない!」(★5)
- 「なんとなく匂いがしなくなった気がします」という、効果を断言していない★4も
- 材質が硬く伸びないので、散歩では柔らかい袋のほうが使いやすいという声
★2の方は猫2匹ぶんの排泄物を入れていて、量とにおいの強さがうちの想定とはかなり違います。ただ「ゴミ箱を開けたとき」が判定のタイミングになっているのは、まさに僕が気にしている場面と同じでした。口の結び方でも結果が変わるようで、高評価側には「きちんと結ぶと夏の暑い日でも匂いが軽減します」「しっかり縛ると臭いがしないので大変助かります」と、結び方に触れた声がいくつもあります。二重にして使っている方もいました。
BOSと比べてどうなのか
防臭袋を調べていると、どうしてもBOSと比較することになります。数字で並べるとこうです。
| 項目 | アイリスオーヤマ PBB | BOS 驚異の防臭袋 |
|---|---|---|
| SSサイズの寸法 | 17×27cm | 17×27cm |
| SS 200枚の価格 | 1,630円 | 1,617円 |
| SS 1枚あたり | 約8.2円(2個セットなら約7.5円) | 約8.1円 |
| 『LDK』防臭力 | 4.00(2位) | 5.00(1位) |
| 楽天レビュー | 43件・4.74 | 5,573件・4.85 |
サイズは同じ、単品の値段もほぼ同じ、防臭力のテスト結果は1段下。単品を1つ買うだけなら、あえてこちらを選ぶ理由は価格には見つかりません。差が出るのは2個セット以降で、SSの400枚(2,981円)まで買うと1枚約7.5円になり、BOSより約8%安くなります。
レビュー件数の差もそのまま受け止めるべきだと思います。5,573件と43件では、判断材料としての厚みが違います。
うちの月90回で計算するといくらか
わが家の実際の使用量で計算してみます。ペットシーツの処理と散歩のうんちを合わせて、袋を使うのは月90回前後です。
| 使う袋 | 1枚あたり | 月90回の費用 | 食パン袋との差 |
|---|---|---|---|
| シモジマ 食パン袋(現在) | 約3円 | 約270円 | — |
| PBB SS 2個セット | 約7.5円 | 約670円 | 月約400円 |
| PBB SS 単品 | 約8.2円 | 約740円 | 月約470円 |
| BOS SS | 約8.1円 | 約730円 | 月約460円 |
全部を置き換えると年5,000円弱の上乗せです。散歩のうんちだけ(月30回)に絞れば、食パン袋の約90円に対してPBBのSSセットで約225円、差は月135円まで縮みます。
SSの2個セットは400枚入りなので、うちのペースだと約4.4か月分。買い足しの手間を考えると、この刻みはちょうどいいと思っています。
いま考えている運用は、リッチェルのトレーから出るペットシーツと、その日のうちに捨てられる散歩のうんちは今までどおり食パン袋。ゴミの日まで2〜3日空く日と、夏場と、パフィのお腹がゆるい日だけ防臭袋に切り替える。この使い分けなら月の上乗せは200円もいきません。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 収集日まで日が空いて、うんち入りの袋を家に2〜3日置くことがある方
- 100均のポリ袋から乗り換えたいけれど、BOSの単価で毎月続ける自信がない方
- SSの2個セット以上をまとめ買いできる方(ここまで下りると1枚約7.5円)
- 猫のトイレや赤ちゃんのおむつにも同じ袋を使いたい方
- 冬に屋外のゴミ箱で保管する地域の方(耐冷温度−30℃)
こんな方は別の選択肢を
- 単品を1つだけ試したい方は、同じ値段でテスト結果が上のBOSのほうが順当です
- 散歩中に片手で扱う場面を重視する方は、伸びない材質が合わない可能性があります
- Mサイズを単品で買うと1枚約18.1円になります。大型犬でMが必要な場合は5個セットまで検討したほうがコストが下がります
- とにかく1枚のコストを抑えたい方は、食パン袋(約3円)のほうが安上がりです
防臭袋を2年買えずにいる飼い主として
正直に書くと、この商品を調べる前は「BOSより安い2番手」だと思っていました。実際に価格を並べてみたら、単品ではBOSとほぼ同額。安いのはセットを買ったときだけでした。数字を見るまで、防臭袋は「どの商品か」で選ぶものだと思い込んでいたのですが、同じ商品でもサイズと買う量で1枚8.2円から18.1円まで動くほうが影響が大きかったわけです。
うちがこれを買うとしたら、SSの2個セット一択です。1枚約7.5円で400枚、4か月ちょっと持つ。食パン袋と併用して、においが問題になる日だけこちらを使う。そういう買い方なら、月の負担は缶コーヒー1本ぶんくらいで済みます。
同じように「防臭袋は気になるけど毎日の消耗品にその値段は…」で止まっている方がいたら、商品を比べる前に自分が月に何枚使うかを数えてみてください。うちは90枚でした。その数字が決まると、選ぶべきサイズと買う量が先に決まります。
