商品について
エッセンシャルドッグフード ザ・ビギニング 大型犬子犬用は、同ブランドの小型犬子犬用とは名前が似ているだけで、中身の設計がだいぶ違います。
いちばんわかりやすい違いは粒の形です。小型犬用が1辺9mm・厚さ7mmの四角形なのに対して、こちらは直径17mmの丸型。厚さは同じ7mmですが、直径が2倍近くあります。公式の説明にも「大型犬のための、食べ応え満点の大粒仕立て」と書かれています。
タンパク源はチキン&ダック45.3%(チキン生肉23%、乾燥チキン20%、乾燥ダック1.5%、ダック生肉0.8%)にサーモン&マス5%。小型犬用が48.6%なので、こちらは少し控えめです。
エッセンシャルはデンマークのブランドで、日本ではレティシアンが正規輸入代理店として扱っています。ドライフードの製造国はイギリス。2.5kgで税込7,568円、1kgあたり約3,027円です。
小型犬用との違いを数字で並べる
| 項目 | 大型犬子犬用 | 小型犬子犬用 |
|---|---|---|
| 内容量 | 2.5kg | 1kg |
| 価格(税込) | 7,568円 | 5,038円 |
| 1kgあたり | 約3,027円 | 5,038円 |
| 粒の形 | 丸形・直径約17mm | 四角形・1辺約9mm |
| 粒の厚さ | 約7mm | 約7mm |
| タンパク質 | 25%以上 | 27%以上 |
| 脂質 | 12%以上 | 9%以上 |
| 粗繊維 | 6.25%以下 | 8%以下 |
| 灰分 | 9%以下 | 10.13%以下 |
| オメガ6脂肪酸 | 3.3% | 4.4% |
| オメガ3脂肪酸 | 1.4% | 1.6% |
| カロリー | 361.5kcal/100g | 398.5kcal/100g |
| 定期初回の特典 | フード計量カップ | フードスクープ |
大型犬用のほうがタンパク質もカロリーも低い設計です。これは大型犬の子犬にありがちな「成長が速すぎることで体に負担がかかる」という考え方に沿った作りだと思われます。カロリーを抑えて、体重の伸び方をなだらかにする方向ですね。
チキンオイルの量も違います。大型犬用が2.7%、小型犬用が6.9%。ここがカロリーの差の理由です。
定期コースの初回特典も違って、大型犬用フードを買うとフードスクープではなくフード計量カップが届きます。1回に量る量が多いので、スクープでは足りないという判断でしょう。
給与量は成犬時26〜60kgで設定されている
給与量の表は、成犬になったときの予想体重で行を選びます。大型犬用は26kgから60kgまでの範囲です。
子犬の給与量
| 成犬時の体重 | 2〜3ヶ月 | 4〜5ヶ月 | 6〜7ヶ月 | 8〜9ヶ月 | 10〜11ヶ月 | 12ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 26〜30kg | 210〜315g | 360〜395g | 315〜405g | 325〜335g | 350〜370g | 320〜380g |
| 31〜35kg | 240〜360g | 410〜455g | 345〜460g | 360〜370g | 385〜405g | 355〜415g |
| 36〜40kg | 265〜400g | 455〜505g | 385〜515g | 400〜410g | 430〜450g | 395〜465g |
| 41〜45kg | 295〜440g | 500〜555g | 420〜565g | 440〜450g | 470〜495g | 435〜510g |
| 46〜50kg | 270〜435g | 490〜565g | 470〜560g | 485〜505g | 525〜555g | 450〜570g |
| 51〜55kg | 255〜440g | 490〜585g | 510〜565g | 535〜550g | 575〜610g | 475〜625g |
| 56〜60kg | 275〜475g | 525〜625g | 545〜605g | 570〜590g | 615〜650g | 505〜670g |
数字の大きさに驚きます。うちのパフィは成犬で1日80gが目安なので、成犬時30kgの子の生後6〜7ヶ月(315〜405g)は4倍から5倍です。
2.5kgが1週間もたない。実際の月額を計算する
大型犬の子犬期は、フード代の桁が変わります。2.5kg1袋でどれくらいもつのか計算してみます。
| 成犬時の体重 | 生後6〜7ヶ月の給与量 | 2.5kgでもつ日数 | 月あたりの袋数 | 月額(通常価格・税込) |
|---|---|---|---|---|
| 26〜30kg | 315〜405g | 約6〜8日 | 約4〜5袋 | 約30,300〜37,800円 |
| 36〜40kg | 385〜515g | 約5〜6日 | 約5〜6袋 | 約37,800〜45,400円 |
| 46〜50kg | 470〜560g | 約4〜5日 | 約6〜7袋 | 約45,400〜53,000円 |
正直に書きますが、この価格帯のプレミアムフードを大型犬の子犬に主食として与えるなら、月3万円から5万円を見ておく必要があります。うちの半生フード代が月1万円前後なので、その3倍から5倍です。
定期コースを使うと20%OFFの枠には確実に入ります。
| 購入パターン | 税抜 | 税込(概算) | 1袋あたり税込 |
|---|---|---|---|
| 通常購入 1袋 | 6,880円 | 7,568円 | 7,568円 |
| 定期コース 1袋(10%OFF) | 6,192円 | 約6,811円 | 約6,811円 |
| 定期コース 2袋(15%OFF) | 11,696円 | 約12,866円 | 約6,433円 |
| 定期コース 3袋(20%OFF) | 16,512円 | 約18,163円 | 約6,054円 |
| 定期コース 5袋(20%OFF) | 27,520円 | 約30,272円 | 約6,054円 |
定期コースの割引は合計金額で決まります。税抜7,000円未満は10%OFF、7,000円以上20,000円未満は15%OFF、20,000円以上は20%OFF。大型犬の子犬なら月4袋以上になるので、迷わず20%OFFの枠です。1袋あたり約6,054円まで下がります。
届く周期は1週間から13週間まで1週単位で選べます。大型犬の子犬期は月ごとに食べる量が増えていくので、周期と個数を細かく変えられるのはありがたい仕組みだと思います。回数の縛りはありません。
直径17mmの丸い粒。丸飲みしにくい形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形状 | 丸形 |
| サイズ | 直径約17mm |
| 厚さ | 約7mm |
エッセンシャルのドライフードで唯一、丸型の粒です。ほかの7種類はすべて四角形です。
直径17mmという大きさは、大型犬の子犬にとって「噛まないと飲み込めないサイズ」を狙ったものだと思われます。大型犬は勢いよく食べる子が多く、粒が小さいとほとんど噛まずに飲み込んでしまいます。粒を大きくするのは、その速度を落とす基本的な手のひとつです。
ただし丸い形は、四角い粒より転がりやすいという性質もあります。食器の縁が浅いとこぼれやすくなるので、深さのあるボウルのほうが合うでしょう。
※生産ロットによって粒の形状・サイズ・色・香り・質感には差が出ることがあります。
栄養成分・カロリー
| 成分 | 含有量 |
|---|---|
| タンパク質 | 25%以上 |
| 脂質 | 12%以上 |
| 粗繊維 | 6.25%以下 |
| 灰分 | 9%以下 |
| 水分 | 9%以下 |
| オメガ6脂肪酸 | 3.3% |
| オメガ3脂肪酸 | 1.4% |
| エネルギー | 361.5kcal/100g |
関節向けにグルコサミン、コンドロイチン、MSM。腸に届く糖類としてフラクトオリゴ糖とマンナンオリゴ糖。ビタミン12種類、ミネラル10種類が表示されています。ミネラルにカルシウムとリンが明記されているのは、骨の成長期にある大型犬の子犬にとって確認したい項目でしょう。
原材料一覧に米・小麦・トウモロコシは出てきません。炭水化物源はサツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆です。
チキンとダックにはどちらもレッドトラクター認証がついています。英国最大級の品質保証で、食品安全(HACCPに基づく管理)、動物福祉、環境への配慮、100%トレーサビリティの4つを独立した第三者機関が監査するものです。
原材料一覧
チキン&ダック45.3%(チキン生肉23%、乾燥チキン20%、乾燥ダック1.5%、ダック生肉0.8%)、サツマイモ、ジャガイモ、エンドウ豆、サーモン&マス5%(生サーモン2.7%、生マス2.3%)、アマニ、アルファルファ、卵2.7%、チキンオイル2.7%、チキングレイビー2.5%、タウリン、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、ニンジン、カリフラワー、ホウレンソウ、アサイー、リンゴ、クランベリー、マルベリー、ナシ、トマト、オレンジ、ビルベリー、海藻、緑茶抽出物、マリーゴールド、ショウガ、朝鮮ニンジン、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ビタミン類(コリン、A、チアミン、コバラミン、リボフラビン、ナイアシン、パントテン酸、ピリドキシン、ビオチン、葉酸、D3、E)、ミネラル類(カルシウム、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、ヨウ素、カリウム、セレン、亜鉛)
原産国:イギリス
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 成犬時26kg以上になる見込みの子犬を迎えた方
- カロリーを抑えて、体重の伸び方をなだらかにしたい方
- 大粒で噛ませたい方。よく噛まずに飲み込む子
- 骨の成長期にカルシウム・リンの表示を確認したい方
- 子犬のうちからグルコサミン・コンドロイチン・MSM入りを選びたい方
- 定期コースで確実に20%OFFの枠に入る量を買う方
こんな方は注意
- 月のフード代は3万円から5万円になります。2.5kg1袋が1週間もたない時期があります
- 鶏肉にアレルギーがある子には使えません。チキン生肉と乾燥チキンで43%を占めます
- 直径17mmの粒は小型犬には大きすぎます。小型犬の子犬には別商品(ザ・ビギニング 小型犬子犬用・1kg)があります
- 丸い粒は転がりやすいので、浅い食器だとこぼれやすくなります
- 成犬時の予想体重で給与量の行を選ぶ設計です。ミックス犬など予想が外れやすい子は、体重の伸びを見ながら読み替えが必要です
我が家の場合 — 小型犬の飼い主から見た、この数字の重さ
うちは5.12kgのポメプー1頭です。大型犬の子犬を育てた経験はないので、実際に与えた話は書けません。
それでも数字を並べていて、思わず手が止まった箇所がありました。成犬時30kgの子の生後6〜7ヶ月で1日315〜405g。パフィの成犬時の目安が1日80gなので、単純に4倍から5倍です。2.5kgの袋が1週間で消えていく計算になります。
小型犬しか飼っていないと、この規模感が想像の外にあります。パフィが小学1年生の娘に突進して膝が崩れることがあって、5kgでもけっこうな衝撃なんだなと思っていたのですが、それが30kgになる子を育てるというのは、食事の量から運動の量からまるごと別の世界の話なんですね。
ひとつだけ、小型犬の飼い主としても言えることがあります。給与量の表を成犬時の予想体重で読む設計は、予想が外れると量もずれるということです。うちはペットショップで「成犬で3kgくらい」と説明された子が5.12kgになりました。ミックス犬なので予想が難しいのは仕方ないのですが、当時それを疑わなかったのは反省しています。大型犬なら振れ幅はもっと大きいはずで、体重の伸び方を見ながら行を読み替える意識は、犬のサイズを問わず必要だと思います。

