商品について
男の子を飼っている友人から「トイレの場所はわかっているのに、足を上げるから壁の外に飛ぶ」という話を聞いたことがあります。場所を覚えていないわけではないので、しつけ直しようがないんですよね。困りますよね、これ。
ボンビアルコンのしつけるウォールトレー Mは、そこを構造で解決しにいったトイレトレーです。背面の壁が高さ29cmあり、飛んだおしっこを壁が受け止めます。しかも壁側にもシーツを留めるクリップがあるので、床のシーツと壁のシーツでL字に囲えます。
楽天のペットファミリーで4,640円(税込・2026年7月時点)。レビューは22件で評価4.68、内訳は★5が16件、★4が5件、★3が1件で、★2と★1はゼロでした。件数は多くないものの、低評価が1件も付いていないトイレトレーはなかなか珍しいと思います。
うちのパフィ(ポメプー・5kg)はメスなので、正直この商品の主役級のメリットは体験できていません。ただ調べていくと、足上げ以外にも効いてくる場面があるのがわかってきたので、そこも含めて書いていきますね。
高さ29cmの壁が、飛んだおしっこを受け止める
このトレーの主役は、背面の高さ29cmの壁です。
足を上げておしっこをする子の場合、尿の軌道はトレーの外へ向かって斜め上に飛びます。囲いのないフラットなトレーだと、シーツの上に落ちる前に外へ出てしまうんですよね。壁があると、そこに当たった尿が下のシーツへ流れ落ちます。
レビューを読んでいると、この効き方がはっきり出ていました。ミニピン1歳5ヶ月・3.2kgの男の子を飼っている方は「男のコあるある問題を解消しました。おしっこがフローリングに漏れ出すこともなく、お手入れも楽」と書いていましたし、2kgのチワワの飼い主さんも「足を上げておしっこするので、これにしてからはみ出す事がなくなり、お掃除の手間も減りました」と。
足上げだけでなく、トレーの端でしてしまう子にも効くようです。トイプードル1歳5kgのオスの飼い主さんは「トイレの場所は分かって用をたすのですが、命中率が悪く困っていました。トイレの端でするので後ろ足がトイレに入っていなかったり…。が、このトイレにしてから百発百中です」と書いていました。囲いがあることで体がしっかり中に収まる、という効き方ですね。うちのパフィもおしっこの位置が日によってズレる子なので、この話は他人事ではありません。
壁にもシーツを留められるクリップ付き
壁の内側にもシーツ止めのクリップがあります。
床のシーツに加えて壁側にもシーツを貼れるので、床と壁でL字に覆う形になります。壁に直接おしっこが付かないぶん、壁を拭く回数が減るわけですね。レビューでも「壁にもシートが付けられるところが良いです」という声がありました。
壁を洗うか、シーツを1枚多く使うか。どちらが良いかは飼い主さん次第だと思います。うちは1日3枚くらいシーツを使っているので、壁用にもう1枚足すとコストはそれなりに上がります。ただ、プラスチックの壁を毎日拭くのは面倒だろうなというのも正直な感想で、汚れやすい面だけ貼るという運用が現実的かなと思いました。
メッシュカバーは外せる。しつけが終わったらただのトレーになる
付属のメッシュカバーをシーツの上にかぶせると、シーツをひっかいたり噛んだりしにくくなります。
うちのパフィは子犬の頃、留守番のたびにトイレの端をガジガジやる子でした。生後半年ごろがいちばんひどくて、当時のトレーの端は今でもささくれだらけです。あの時期にメッシュ付きを知っていたら買っていたと思うので、この機能の価値は身をもってわかります。
そしてメッシュは取り外せます。いたずらの時期が終われば外して、普通のウォールトレーとして使い続けられる設計です。レビューでも「ウチのコはすのこが苦手なので外して使用していますが、何一つ問題ありません」という報告がありました。メッシュの上を歩く感触を嫌がる子は一定数いるので、外す前提でも買える作りなのは安心材料だと思います。
もうひとつ、地味に効いていそうなのがメッシュ部分に溝がないことです。10年以上前から使い続けている方が「メッシュ部に溝があるとオシッコが溜まるので、この商品のように溝がないほうがシートが吸収してくれて掃除しやすい」と書いていました。トイレトレーで洗う場所が増えるのがどれだけ面倒か、僕は前のトレーで痛感しているので、これは効いてくるポイントだと思います。
片側ロックを外すだけでシーツ交換。上に乗ってもグラつかない
シーツ交換は、サイドロックの片側を外して持ち上げるだけです。
レビューでも「取り替える作業も片側を持ち上げるだけなのでとても楽です」「シートの取り替えも楽」と、交換のしやすさに触れた声が複数ありました。壁つきのトイレは構造が複雑になるぶん交換が面倒になりがちなので、ここが素直なのはありがたいところ。
安定感についても具体的な証言がありました。10kgのシェルティを飼っている方が「上を歩いてもグラつくこともなく、動くこともありません」と。うちのパフィは帰宅時に興奮してサークルから飛び出す勢いでジャンプする子で、サークル内のトレーの上に着地してバコバコ音が鳴るのが気になっているのですが、この重さと大きさなら少なくともトレーが滑って動くことはなさそうです。
商品スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品種別 | 壁つき犬用トイレトレー(メッシュカバー付き) |
| メーカー | ボンビアルコン |
| 商品番号 | 68100743 |
| 外寸 | W665×D540×H290mm |
| 材質 | 本体(メッシュカバー・シーツ止めパーツ):ポリプロピレン/サイドロック:ABS |
| カラー | アイボリー(本商品)。シリーズ展開はアイボリー・ブラウン・オレンジ |
| 構造 | 背面29cmの壁/壁側シーツ止めクリップ/取り外せるメッシュカバー/サイドロック片側開閉 |
| 原産国 | 中国 |
| JANコード | 4977082723959 |
| 販売店 | ペットファミリー(楽天市場) |
購入前に知っておきたいのが、この商品が取寄商品という点です。ショップの表記では、届くまで通常1〜3週間かかります。子犬をお迎えする日が決まっていて逆算している方は、注文のタイミングに余裕を持たせておいてください。
サイズ展開と対応シーツ
| サイズ | 外寸 | 目安 |
|---|---|---|
| S | W512×D405×H260mm | 超小型犬・成長途中の子犬 |
| M | W665×D540×H290mm | 小型犬〜中型犬、多頭飼い |
メーカーはシリーズとしてS・Mの2サイズを展開しています。今回のページで扱うのはMサイズのアイボリーです。
対応するペットシーツのサイズはメーカー仕様に明記がないのですが、レビューに具体的な敷き方が複数書かれていて参考になります。レギュラーサイズ(33×45cm)を縦に2枚並べるとぴったりという報告が2件あり、片方だけ汚れたら汚れたほうだけ交換している、という運用をしている方もいました。ワイドサイズを1枚敷いている方もいますし、リッチェルのセミワイドトレーがそのまま入ったという声も。うちが使っているのはレギュラーサイズのシーツなので、2枚敷きで使えるなら手持ちのシーツを変えずに済むのはありがたいところです。
サイズ選びで注意したいのは、Mは想像よりかなり大きいという点です。「届いた瞬間デカ!と驚きました」「予想以上のでかさでした」という感想がいくつも出てきます。チワワ2匹の飼い主さんは「思ったより大きかった。レギュラーサイズでも良かったかな」と★4を付けていました。一方で、同じチワワ2kgでも「トイレをする前にシートの上をグルグル回るのでMサイズでよかった」という真逆の声もあります。
分かれ目は体の大きさではなく、その子がトイレの前にどう動くかなのだと思います。くるくる回ってから排泄する子、うろうろ歩き回ってから決める子はMのほうが失敗が減ります。うちのパフィも排泄前に床の匂いを嗅いでからその場でくるくる回るタイプなので、選ぶならMだろうなと。ただし66.5×54cmは、リビングやサークルの中でしっかり面積を取ります。置き場所のサイズを測ってから決めてください。
ユーザーの声
楽天レビューは22件で総合評価4.68。内訳は★5が16件、★4が5件、★3が1件、★2と★1はゼロでした。2015年から2026年まで長期にわたって投稿が続いているロングセラー商品です。
高評価の声
- 足を上げてもはみ出さなくなった(最も多い評価。ミニピン・トイプー・ダップー・マルチーズなど男の子の飼い主から)
- トイレの端でしてしまう子の命中率が上がった(「百発百中」という声も)
- 壁があることで犬が落ち着き、体がしっかり中に収まる
- 片側を持ち上げるだけでシーツ交換がラク
- メッシュに溝がないので、おしっこが溜まらず掃除しやすい
- 10kgの犬が上を歩いてもグラつかない安定感
- メッシュが苦手な子は外して使っても問題なく使える
- 多頭飼いでも広さが足りる(パピヨンとチワワ兼用、ミニチュアダックス2匹など)
- アイボリーは落ち着いたオフホワイトで清潔感がある
気になる声
- とにかく大きい。「届いた瞬間デカ!」「予想以上のでかさ」という驚きが複数
- 小型犬2匹では大きすぎたという声(チワワ2匹の飼い主)
- 商品に擦れた傷があったという報告(★4)
- トレーに乗ってくれなかったという報告(柴犬・★3)
- 壁があって落ち着くせいか、トイレの上で寝転がったり遊んだりする(★4の飼い主が「ヤレヤレだわ」と)
★2・★1が1件もないのは、この価格帯のトイレトレーではかなり珍しいと思います。壊れた・すぐダメになったという報告が見当たらないのは、構造がシンプルで噛まれやすい薄い留め具に頼っていないからかもしれません。
いっぽうで、最後に挙げた「トイレの上で寝転がる」はうちにとっては見過ごせない声でした。パフィはケージが手狭だった時期にトイレの上で寝る癖がついてしまい、それが直らなくてケージをやめてサークルに変えた過去があります。壁があって落ち着ける空間は、犬にとって寝床にもなり得るんですよね。トイレと寝床は離して配置するのが基本なので、そこは導入後に様子を見てあげたいところです。
こんな愛犬・飼い主さんにおすすめ
- 足を上げておしっこする男の子で、外に飛んで困っている方
- トイレの場所は覚えているのに、端でして後ろ足がはみ出す子
- 排泄前にくるくる回る・うろうろ歩く子(広さがあるほど失敗が減ります)
- 子犬期のシーツいたずら対策をしたい方(メッシュカバー付き・後から外せます)
- 多頭飼いで1台を共用したい方
- フローリングに漏れて床の拭き掃除が毎回発生している方
- 溝にトイレが溜まるタイプのメッシュトレーで掃除に疲れた方
こんな方は注意
- 外寸66.5×54cmとかなり大きめです。置き場所を先に測ってください。小型犬1頭で省スペースにしたいならSサイズも検討を
- 取寄商品で、届くまで通常1〜3週間かかります。お迎え日が決まっている方は早めの注文を
- 壁があって落ち着くぶん、トイレの上でくつろいでしまう子がいます。寝床との距離は離して配置してください
- 楽天のレビュー件数は22件とそれほど多くありません。評価は高いものの、母数を重視する方は参考程度に
- メッシュの感触を嫌がる子もいます(外して使えます)
我が家の場合 — メスのパフィには不要、でも「置き場所」で悩むと思う
最後に、うちの正直な話です。
パフィはメスなので、足を上げておしっこすることはありません。この商品がいちばん解決したい悩みを、うちは持っていないんですよね。なので導入予定はありません。ここは正直に書いておきます。
ただ、それを差し引いても惹かれる部分はありました。おしっこの位置が日によってズレてトレーの端が濡れる、というのはうちで今も起きていることです。壁で囲われていれば体が中に収まりやすくなるはずで、レビューの「命中率が百発百中になった」という声は説得力があります。子犬期にトイレの端をかじられた経験があるぶん、メッシュカバーが後から外せる設計もよくできているなと思います。
それでもうちが選ばないだろうと思う理由は、サイズです。うちのサークルは1畳半(130×130cm)で、そこにベッドとトイレと水飲み場を置いています。66.5×54cmのトレーを入れると、サークルの床面積のちょうど2割ちょっとをトイレが占める計算になります。今使っているリッチェルのレギュラー(47.9×35.2cm)と比べると、面積で2倍以上。パフィが寝転がるスペースを削ってまで置くものではないな、というのが結論でした。
なので、こう考えると選びやすいと思います。足上げやはみ出しで毎日床を拭いているなら、置き場所を確保してでも入れる価値があるトイレです。逆に、はみ出しに困っていなくてスペースに余裕がないなら、無理に大きくする必要はありません。うちは後者だった、というだけの話ですね。
サークルやリビングに余裕があって、毎朝おしっこを拭くところから1日が始まっている方には、4,640円で解決する可能性のある選択肢だと思いますよ。
